肉眼で3等星までしか見えない光害の自宅で彗星の実験撮影しています。
3月17日快晴。昨年から自宅で彗星の掃天撮影を始めて、まだ収穫はありませんが、光度10~11等の彗星であれば露出数秒の写真1コマ画像から彗星像を見つけることができます。
現実に昨日(3/16)撮影しましたY4アトラス彗星(光度11等)と17T2パンスターズ彗星はパソコンを使って写真1コマ画像から見分けが付いています。これらは既知の彗星ですが、もし未確認彗星像?であっても見分けられると思います。
後は既知の天体と新天体の見極めが重要になります。天体の移動確認をすることも必要です。
そして、怪しい天体は星図や天体情報をしっかり調べて確証を得ることになります。
掃天撮影条件の悪い自宅で掃天撮影することは、経費節約や効率的で気楽に体力・気力の消耗を最小限にできることにあります。何と言っても自宅ですからウォーキングのように日課にできます。
これからも自宅での実験撮影や掃天撮影を続けていこうと思います。もちろん、今後も時々暗い山へ撮影に行くつもりです。
実験撮影した写真を添付します。(3/18写真追加しました)
わずか露出6秒1コマで11等の彗星像(ぼんやり像)が恒星と見分けできます。
Y4アトラス彗星の1コマ画像(彗星は中央)
2020年3月16日20時37分22秒
露出6秒×1コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
トリミング ISO1600 自宅 気温4℃ ※上が北