光害の自宅でY4アトラス彗星撮影後、パンスターズ彗星(C/2017 T2)も撮影しました。
3月16日夜、時々強い風が吹く中でカシオペア座ε星のすぐ近くにいるパンスターズ彗星をε-130D望遠鏡で撮影しました。
導入はペルセウス座α星を基準星にして行いました。カシオペア座ε星は光害で肉眼で見えませんので、基準星にしませんでした。
今回は一発導入できました。先月から何回か挑戦しましたが、天の北極に近かったこともあってうまく導入できていませんでした。
試写してカメラモニターチェックしますと、小さい丸形状で写っていました。
彗星が低空域にいて、空が明るくて短時間露出しかできません。露出4秒で連写撮影しました。
撮影した写真を添付します。
彗星光度はステライメージ8で自動測定しますと、10.6±0.2等です。
この写真では尾はあまり判りません。
よく見ますと、何となくアンチテールが右側(西方向)へ出ているようにも見えます。彗星高度の高い位置でもう一度撮影して確認しようと思います。
この彗星の撮影は1/13以来、2ケ月ぶりでした。彗星のあまり大きな変化がありません。
パンスターズ彗星(C/2017 T2)
2020年3月16日20時50分00秒~39秒
露出4秒×10コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
トリミング ISO1600 自宅 気温4℃ ※上が北