新星空の友

気温変化による望遠鏡のピント位置ずれ量を確認しました

 使用しているε-130D望遠鏡の気温変化によるピント位置ずれ量を確認しました。(専門的な内容で恐縮です)
 10月17日、雨で星空撮影できません。
 先日(10/15)の夜、アトラス彗星(C/2020 M3)撮影準備でε-130D望遠鏡に一眼デジカメを取付けてピント合わせした時に気付きました。それは、気温変化によるピント位置ずれ量のことです。
 私のε-130D望遠鏡の接眼部にはピント位置合わせ用のダイヤルゲージ(1目盛:0.01mm)が取付けてあります。
 この望遠鏡は8/16(気温30℃)に使用してから使用していません。ダイヤルゲージのゼロ点も合わせたままで狂っていません。
 今回(10/15)夜にカメラを取付けて琴座ベガでピント合わせしました。ダイヤルゲージを見ますと、ピント位置が-0.1mmずれて(後退して)いました。(気温20℃)
 これは、鏡筒系が0.1mm縮んでピント位置が後ろへ下がったと解釈できます。
 気温変化でピント位置が変化することは昔から知っていますが、定量的に確認したのは初めてです。
 このε-130D望遠鏡の場合、気温変化1℃で0.01mmピント位置がずれることが判りました。
 気温変化で鏡筒系が伸縮していることを自分の眼で確認できました。
 撮影中に気温変化が大きい時は、ピント合わせし直すようにしたいです。

 作図したメモを添付します。

 望遠鏡の気温変化によるピント位置



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