20cmドブソニアン望遠鏡で月(月齢9.0)とヘルクレス座M13球状星団を撮影しました。(月齢は標準時正午)
5月17日晴れ。久しぶりに上弦過ぎの月(月齢9.0)をコリメート撮影しました。
三日月や上弦の月は何回か撮影していますが、上弦過ぎの月はあまり撮影していません。
天気の良い日に撮影しておかねばと思い、テーマを選んで月にしました。
月の次に月明かりの中のM13球状星団も選びました。夏を代表する球状星団です。月明かりでどのくらい写るかの確認も含んでいます。
直接焦点撮影の短時間露出撮影です。私の所有する20cmドブソニアン望遠鏡では露出約1.6秒以内が星々が点像に写る限界です。
たくさん撮影してコンポジット(複数枚合成)処理できれいな像に仕上げます。
家の改築で庭に砂利を敷きましたので、三脚の脚の移動がやりにくくなりました。対策として三脚台に木を敷いて移動し易くしようと思います。望遠鏡の三脚台には改築時の木の端材を敷いていますから。
M13はコントロールパネルのメシエ天体から導入しました。導入精度は良くないですから、誤差分を補正して導入しました。一発導入でした。
一眼デジカメの北方向角度はM13近くの星の配置から合わせました。
撮影した写真3コマを添付します。(5/19写真③追加)
M13の短時間露出撮影では月明かりの影響は問題ありませんでした。
焦点距離f1200mmですので、球状星団が大きく写ります。迫力が違いますね。
①月(月齢9.0)
2024年5月17日21時47分37秒~39秒
露出1/320秒×10コマ 20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6
アイピースNPL40㎜ 35㎜ F4.5 コリメート撮影
トリミングISO200 自宅 気温17℃
②M13球状星団
2024年5月17日22時46分24秒~51分24秒
露出1.3秒×41コマ+1.6秒×50コマ(ISO6400)+1.6秒×25コマ(ISO12800)
20cmドブソニアン望遠鏡 F6 直接焦点撮影 トリミング 自宅 ※上が北
③M13撮影風景