8/15にCMOSカメラで試写した火星をキャプチャエリア(撮影画素数)で画像比較しました。
8月29日雲の多い晴れ。火星観察・撮影シーズンを間近に控えて8/15に購入したばかりのASI290MCカメラで試写した火星の画像(写り)を比較することにしました。
なるべく1動画当たりのファイルデータ量を少なくして写りの良い画像を得たいと思っています。
初期設定のキャプチャエリア1936×1096では500フレーム撮影してもギガ単位のファイルデータ量になり、莫大なデータ消耗量で実用的でありません。分解性能の高いCMOSカメラですが、最大のキャプチャエリアは実質的に使えません。
そこで、実用上火星の写りに支障のない最適キャプチャエリアを探しました。
当日(8/15)の試写ではキャプチャエリアを何通りか分けて試写しましたので、各キャプチャエリア毎にソフト現像処理して火星の写りと火星像の拡大率を比較しました。
その結果、最小のキャプチャエリアは480×274で1000フレーム動画またはキャプチャエリア640×480で1000フレーム動画で撮影すれば良いことが判りました。
火星最接近時の火星像の大きさは8/15の時の約1.5倍ですので、キャプチャエリア480×274で撮影する場合は、500フレーム動画に少なくした方が良いかもしれません。実際にその時にやってみて判断しようと思います。
火星の画像比較した写真2コマを添付します。
写真の火星はチュレニーの海・へスペリア付近が写っています。大シルチスは写真右端です。
①火星(キャプチャエリア640×480)
2020年8月15日00時52分
露出8.7ms×500/1000フレーム×5コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN200 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ8(画像復元有)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温27℃ ※キャプチャエリア640×480、下が北
②火星(キャプチャエリア480×274)
2020年8月15日00時57分
露出8.7ms×500/1000フレーム×6コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
キャプチャエリア480×274 他データは①と同じ