新星空の友

2年ぶりに海王星の衛星トリトンを撮影し観察しました

 2年ぶりに20cmドブソニアン望遠鏡で海王星の衛星トリトン(光度13.5等)を撮影し観察しました。
 11月24日快晴。何日も前から海王星の撮影に適した日時を待っていました。
 本日(11/24)、海王星南中19時29分頃を狙うことにしました。
 トリトンの位置角を正確に出すため、ドブソニアン望遠鏡の水平出しと動画カメラの南北合わせをしっかり実施しました。
 水平は丸い水準器と平らな板を使って三点指示の台座の水平出ししました。平らな板を使って三点の3方向を水平にしますと、架台の水平が出しやすくなります。
 動画カメラの南北の垂直出しは、ペンダント操作してパソコンモニターに映る星像の移動ずれ量で動画カメラの角度合わせして行います。
 今回のトリトン撮影目的は、2年前の公転周期を調べる写真ではなく、確かに1公転する前の公転していることを実証する1回目の写真撮影です。
 そして、眼視でトリトンを観察したことがありませんので、電視観察に挑戦します。
 目的星の導入はペンダントの惑星導入機能を使って行いました。本日は導入精度が良くて一発で導入できました。
 ×30倍接眼レンズで星の配置から海王星を確認しました。
 ×200倍でも観察しましたが、トリトンは確認できませんでした。
 次に動画カメラで海王星を撮影しました。
 GAIN350、露出0.3秒前後で200フレームを3回行いました。(2年前と大体同じ撮影条件です)
 更に今回は露出1秒、2秒で電視観察してみました。
 露出0.3秒ではトリトンが観えませんでしたが、1秒、2秒にしたら観えました。電視観察ですが、トリトン観察に成功しました。

 撮影した写真を添付します。

 露出1秒の写真も撮影しましたが、像が流れてしまいました。トリトンの露出はある程度短い方がハッキリ写りるようです。
 公転確認2回目の撮影も近日中に行う予定です。

海王星の衛星、トリトン

2024年11月24日19時52分~54分
露出0.25秒×100/200フレーム×3コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN350 動画撮影
ステライメージ9(画像復元無)トリミング自宅 気温10℃
※キャプチャエリア544×548、上が北


















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