光害の自宅でQBP干渉フィルターを使ってM1(かに星雲)とバラ星雲を試写しました。
1月21日快晴。自宅で夕方の西空掃天撮影後、ε-130D望遠鏡をそのままにして、夜におうし座M1(かに星雲)といっかくじゅう座バラ星雲を試写することにしました。
ε-130D望遠鏡にQBP干渉フィルターを取付けて一眼デジカメ(無改造)でどの程度写るかテスト撮影します。
素晴らしい快晴の夜空になりました。かに星雲とバラ星雲は赤経・赤緯目盛を使って導入しました。
かに星雲は試写してカメラモニターをチェックしますと、ぼんやりした像が見えました。バラ星雲は試写してカメラモニターをチェックしても赤外波長のため見えませんでした。バラ星雲の真ん中にあるNGC2244星団は見えました。
撮影は露出30秒の連写撮影で、繰り返し回数を設定できるタイマーコントローラを使用して約40回(総露出20分相当)×2天体の連写を行いました。撮影中は暖かい自宅内で待機しました。(撮影はいつもより楽でした)
翌日(1/22)、ソフト現像処理しました。コンポジット(複数枚合成)する写真コマ数が多いため、撮影よりもソフト現像処理の方がはるかに長い時間です。パソコンのソフト現像処理時間が長くて、待ち時間を含めて1日掛かりの作業でした。
撮影した写真2コマを添付します。
光害の自宅で無改造カメラでも何とか2天体(かに星雲とバラ星雲)が写りました。あぶり出せたと言った方が良いです。
①かに星雲
2020年1月21日20時48分46秒~21時13分13秒
露出30秒×40コマ ε-130D F3.3 QBP干渉フィルター
無改造カメラ トリミング ISO1600 自宅 気温4℃
②バラ星雲
2020年1月21日21時28分34秒~54分19秒
露出30秒×39コマ 他データは①と同じ