新星空の友

木星の大赤斑が観察・撮影できる日時を計算してみました(追加有)

 購入したCMOSカメラで木星を撮影するに当たり、木星の大赤斑が観察・撮影できる日時を計算してみました。
 8月11日晴れ。この数日天気予報が外れています。夜曇りの予報でも空は雲の行き交う晴れです。
 20cmドブソニアン望遠鏡とASI290MCカメラを使って木星を撮影する際、大赤斑も一緒に写したいと思います。
 そこで、大赤斑が観える日時を木星の自転周期から計算することにしました。
 先日(8/8)木星試写した時、大赤斑が中央付近に写っていましたので、大体同じ時間帯に観察・撮影できる日を計算しました。
 計算の仕方は次の通りです。
 木星の自転周期は9.92時間です。1日で2.42回転します。
 8/8の22時以降の大体整数倍になる日を探します。1日後2.42回転、2日後4.84回転、3日後7.26回転、4日後9.68回転、5日後12.1回転、6日後14.52回転、7日後16.94回転です。
 この中から大体整数倍になる日は5日後、7日後です。月日は8/13、8/15です。次の月日は8/18、8/20、8/22です。22時頃に晴れていれば、大赤斑が観察・撮影できます。

 8/8に試写した大赤斑の写った木星を添付します。

 --- 追加 ---

 後日、ステラナビゲータ10ソフトを操作していて、木星像を超拡大にしてみました。すると、任意日時の木星表面と大赤斑の模様、ガリレオ衛星の位置をシミュレーションして再現してくれました。これを使っても大赤斑の観察・撮影日時が判りますので、便利なツールになりますね。(8/13追加)

木星と大赤斑
2020年8月8日22時10分
露出112ms×250/500フレーム×1コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN250 動画撮影 
RegiStax6+ステライメージ8(画像復元有)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温27℃ ※キャプチャエリア1280×1024



 





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