もう一度、光害の自宅で夜明け前にレナード彗星(C/2021 A1)を撮影しました。
11月13日夜明け前、快晴。目覚ましで4時過ぎに起床しました。
空を確認しますと、快晴。気温は今秋最低の6℃でした。
冬のコート、手袋、靴の中に靴用カイロを入れて防寒対策しての撮影です。
ε-130D望遠鏡とQBPフィルターの組合せで撮影します。
基準星は北斗七星のひしゃくのγ星(フェクダ)を使って彗星を導入しました。一発導入でした。
試写してカメラモニターでチェックしますと、彗星がすぐ判りました。
タイマーリモートコントローラーを使って連写撮影しました。
連写中の待ち時間は家の中でラジオを聴いていました。最近は連写中のやり方になりました。
連写終了後、東天の彗星掃天撮影を行いました。薄明が始まっていて乙女座の3個の星付近だけの掃天になりました。
撮影した写真2コマを添付します。(11/14望遠鏡写真追加)
彗星光度はコマと尾を含めますと、9.4±0.3等です。核とコマだけで測定しますと、10.3±0.3等です。尾が明るくなってきたようです。
尾の長さは角度で5分です。尾も長く写るようになりました。暗い空では20分以上写るそうです。
これからもっと明るく尾も長くなるでしょう。
天文情報によりますと、彗星光度は急増光しているとのことです。私の観測値とほぼ一致します。(11/14追記)
①レナード彗星(C/2021 A1)
2021年11月13日04時46分54秒~05時03分58秒
露出30秒×32コマ ε-130D F3.3 QBPフィルター
メトカーフコンポジット トリミングISO3200 自宅 気温6℃
※上が北
②使用したε-130D望遠鏡とカメラ
主鏡部は電気カイロで露対策。
赤道儀はEM-1です。