2ケ月半ぶりにパンスターズ彗星(C/2017 T2)を撮影しました。
5月28日晴れ。夕方の北西の空に回ったスワン彗星(C/2020F8)を撮影するため、車で近郊の高台「カノープスの見える丘」へ行きました。
しかし、ε-130D望遠鏡で予報位置を撮影しましたが、写りませんでした。彗星が崩壊したのか、低空の光害で写らなかったのか判りません。
同じ北方向の大熊座にパンスターズ彗星(C/2017 T2)とアトラス彗星(C/2020 Y1)もいますので、この二つの彗星も撮影に挑戦しました。
T2パンスターズ彗星は基準星を北斗七星α星にして導入して試写しました。カメラモニターをチェックしますと、すぐに中央にいる彗星像が判りました。
Y1アトラス彗星はT2パンスターズ彗星を基準星にして導入して撮影しましたが、写りませんでした。
結局、3個の彗星の撮影に挑戦して写せた彗星は1個でした。
翌日、T2パンスターズ彗星の写真をソフト現像処理しましたが、尾は写りませんでした。コマ状です。
彗星光度はステライメージ8ソフトで自動測定しますと、10.9±0.3等です。光度は2ケ月半前とあまり変化していません。
尚、撮影前に西北西の空でオレンジ色に輝く水星が肉眼できれいに見えました。水星は6/4が東方最大離角です。今が一番見頃です。
撮影した写真を添付します。
※F8彗星は崩壊していました。他の人の写真では尾だけあります。(5/29夜、追記)
パンスターズ彗星(C/2017 T2)
2020年5月28日20時34分03秒~37分11秒
露出10秒×18コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
トリミング ISO1600 大府市 気温24℃ ※上が北