20cmドブソニアン望遠鏡で今年(2022年)2回目のシリウス伴星を撮影しました。
2月11日快晴。週間天気予報をチェックして、昨日(2/11)、日課の夕方のウォーキングを取りやめてシリウス伴星撮影に挑戦することにしました。
風は風速4m/sぐらい吹いていましたが、止むときもあり風の弱い時を狙って撮影することにしました。
19時過ぎから自宅庭へ望遠鏡を準備しました。
まずシリウスを×200倍で眼視観察しました。伴星が観えるかどうかの確認です。
右下側にチラチラと伴星が観えました。撮影できると判断して動画カメラとパソコンを取付けました。
パソコンモニターでシリウス伴星が写っているかチェックしました。GAIN300の露出約20ms~45msで伴星が確認できました。45msの方が伴星が青白く明るくハッキリ確認できました。露出10ms以下では伴星は確認できませんでした。
風が吹く時は鏡筒が揺れてパソコンモニターに映るシリウス像も揺れ動いています。風が止めばシリウスは穏やかに安定しいます。
シリウスがなるべく穏やかに安定しているタイミングを狙って撮影します。
まだ2月ですが、シリウス伴星が良く観察できる日があります。
昨年(2021年)の2/13にきれいに撮影できましたので、この2月もチャンスがあると思っていました。
露出を何通りか変更して撮影を繰り返しました。
撮影中もパソコンモニターに映る青白いシリウス伴星を観て、今年最大離角になっていることを実感しました。大宇宙の中でこのタイミングに遭遇できたことに感謝します。
撮影後、もう一度×200倍で観察しました。
撮影前よりもシリウス伴星が丸っぽくハッキリ輝いていました。ピントを少しずらした方が主星と伴星の光球が二つあることがよく判りました。(2/12夜、追記)
尚、撮影当日の夜と翌日にソフト現像処理して写真にしました。
撮影した写真3コマを添付します。
撮影時刻と共にシリウス伴星は望遠鏡の回折像(十文字)へ接近していきます。(撮影時間は限られてきます)
①シリウス主星と伴星(短露出8.1ms)
2022年2月11日20時03分~04分
露出8.1ms×250/500フレーム×5コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅 気温6℃
※キャプチャエリア320×240
②シリウス主星と伴星(露出25.4ms)
2022年2月11日20時21分~22分
露出25.4ms×250/500フレーム×5コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅
※キャプチャエリア544×548
③シリウス主星と伴星(長露出45.6ms)
2022年2月11日20時39分
露出45.6ms×250/500フレーム×2コマ
他データは②と同じ