社畜JKの逆襲

自分をJKと思い込んでいる社畜のノーマルな日常

我等の絆は永久不滅🥺

2021-01-31 18:36:00 | 日記
 社畜JKみなみは今、滋賀県の草津にいる。その理由は数週間前に遡る。


 このままではいけない。

 社畜JKは心に焦りを感じていた。どのような形にせよ会社を去る決意をした以上は何かしらで金を稼がねばならぬ。

 一案はあるがどの程度実現できるかは未知数。個人で動き出す必要性は十二分にある。
 それ故に彼女は副業用のツイッターアカウントを開設した。

 次々に舞い込むDM、リプ、今日も〇〇稼いだなどの報告ツイート。見たことはあるが実際に関わるとなるとそれなりに緊張する。物は試しと一人のフリーランサーと通話するに至った。これが昨晩の出来事である。

 "何をやるにしてもビジネスは基礎が重要。プログラミングやライティング技術だけでは稼げませんよ"
 "是非〇〇さんと会ってみてください。明日は京都にいるそうなので"

 物は試しと、私は実際に出向いてみた(実際は滋賀であった)。その人ならばビジネスの基礎を知り尽くしているそうなので。

 だが会ってみて話してみた結果、昨晩とそう変わることのない話であった。ただ一点異なるのは、自身らが所属しているビジネスコミュニティの存在の認知である。

 曰く、口コミで広がっている為詳細を記したサイトなどは存在しない
 曰く、月額年会費は存在しないが、入会金に50万円かかる
 曰く、それをビジネスにしたらすぐにペイできる
 曰く、早めに始めることこそが肝要であり、時間的な遅延は財産の削減を意味する





───地獄への道はいつだって善意で満たされている。

 私の脳裏に過ったのはこんな言葉だった。


 彼らは決して悪人に非ず。私は実際話し、会ってそれを確かめている。
 従ってこの記事を読んだからといって全てのフリーランスに対する偏見だけは持たないで頂きたい。彼らは立派な社会人であることは私が保証したい。

 しかし、いくら何でも入会を考える段階になった瞬間にクレカのキャッシング枠の上限引き上げの話になったり、月の収入や貯蓄額などの話題にダイレクトに質問してくるなど、これではまるで弊社のようではないか。

 彼らにもし、私のようなノルマが課せられているとするならば心底同情する。同情はするが金は出せない。
 もしくは本当に善人であり、善意から私を社畜道から救い出してくれる救世主たりえるかもしれない。

 だが、今まで生きていてそして二社のブラック企業を経験して言えることは

 「うまい話など存在しない」

 これに尽きるのである。

 社畜が正解とは言えない。だがフリーランスになれば成功するかどうかは定かではない。おまけに脱社畜の話題はあれど脱フリーランスで会社員として成功しているという話は今までに聞いたことがない。

 インターネットを信仰し過ぎてはならぬ。これは万物を生み出す神の機械であり、無限の悪を生み出す機械でもあるのだから。


 クローズドかつ口コミによる発展は、言うならば一つの都市伝説である。
 皆が夢見る理想郷の実現、人生がより良くなればこその閉ざされた世界。


 果たしてそこに正解はあるのか。内輪だけの需要に留まらず、世間一般に向けて発信することができるのか。私には今ひとつ、ここに確信に欠けるものがある。

 とはいえ、このまま手をこまねいていてはいずれ身を滅ぼすことは確信に近い。何かしら動かねばならんことは宣告承知。だが、

 "こういう時は勢いが大切"

 私が踏みとどまったのは向こうが言ったこの一言に尽きる。クロージングでの最悪手。それを踏んでしまうとは営業職としてはまだ足りぬな。
 人生、勢いに任せて上手くいくことの方が少ない。少なくとも事前にしっかり準備をし、可能な限りのリスクを全て許容できるだけの資産的余裕があればこそである。

 その状況ですら騙される金持ちが存在するのだから、ことビジネスにおいて最弱者である私がこのまま突き進んで良いわけがない。


 明日の夜、また話すことになっている。私が契約するかもしれないという餌をチラつかせたからに他ならないが、少し仕掛けてみることにする。

 いずれにせよ、私は今も正気を保っている為安心して読み進めていただければ幸いである。

 最後に草津にいた証拠を貼ってこの記事を締めたいと思う。







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