令和3年2月7日
本日も社畜JKみなみは元気に生きています。何故なら日曜日だから。
1週間のうちにたった1日のみ、私に人間としての生活が許される。この1日を無駄にする術は存在しない。
久しぶりに朝方までゲームをしていたからか、本日起床したのは11時前であった。
その後長くなり過ぎた髪を切りに行き、帰宅後日中からビールを開けていた。
永遠に訪れるべき自由さ、ビールメーカーに勤務される全ての方に幸多からんことを。貴殿らは私を今この瞬間も幸福に導いている。苛烈極まるこの労働地獄の中で私を唯一人間足らしめる神の飲み物であろう。
そこからはスプラトゥーン2でスプラマニューバ以外のブキを試したり為すべきことを達成する目的でとある人と通話したりなどしていた。
結論から言えば先週の話の継続ではあったのだが。
スモールワールドとはよく言ったものである。私が先週草津まで行った時に会った方と全く同じ名前が出てきた。
──なるほど、貴君もそうかね。
社畜JKみなみは悟るや否や通話終了体制に入った。
「数ヶ月で成果が出ましたよ僕でも」
この界隈は一種の新興宗教と言っても過言ではない。皆様々なストーリーがあり、しかし何処かでインターネットビジネスとメンターに出会うことによって人生を変えてきた。
私に声を掛けてくるのはこういう声ばかりである。つまり自力で人生を切り拓こうとする初心者を狩ろうという魂胆であろう。
「そこから先の話は知ってますよ」
みなみは切り返した。経済状態からして現状そのコミュニティに入ることは困難であること、またいずれ前回の界隈とも通話をすることなどを適当に述べて通話は終了した。
彼らは何故知りもしない赤の他人にビジネスの基本を教えたがるのだろうか。これもこの世に仕掛けられたトラップだとしたらあまりにも無惨過ぎる。
畢竟、楽に稼げる話などこの世に存在しない。
良くてマルチ、最悪本物の宗教である可能性が非常に高い。私は今後この界隈から去る決心を固めた。
それにビジネスならば何もインターネットに頼る必要などない。周りの大人に頼れば良いのである。
幸いながら周囲に相談することができる人間が私にはいる。どこぞの胡散臭い話よりは現実的な話が出来るであろう。
夢を見る歳でもあるまい。
だが今の生き方が正解だとは到底思えない。ならば私は私ができることを為すまでである。
「もうお前仕事辞めろよ。本当に死ぬぞ...」
同志社畜にしてJKのハルヒちゃんは先日このようなガチな警告を発してきた。私も完全に同意する。今朝方父親からも転職の打診をしてはどうかとLINEがきた。彼からそのような話が出て来るのは非常に珍しい。私の身の上を案じてか、何かしらを察したのだろうか。
父親含め家族との仲は良好。それだけでも恵まれているのだろう。やはり信じられるのは己の身内と信頼できる仲間である。
この時間に梅田に来ることは私にしては珍しい。実に綺麗な空をしていたからブログ執筆中に撮影してしまった。
緊急事態宣言などどこ吹く風。本日も大阪中心部は人で溢れかえっている。私含めて人類は愚かさから脱せていないのかもしれない。
しかし休日とは己の欲望を叶える為に存在する。その為に普段の努力があるのだから。
皆、ほんの些細な幸せを実現せんことを。
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