政治資金パーティーの裏金作りに関する問題はアプローチの方法からして間違っている。
つまり【何の目的で裏金作りをしたのか?】と問うのではなくて作った裏金は私利私欲を満たす目的と断定した上で【誰にいくら分配したのか?】と問えば、既に報道されている通り正解が出ているし、全ての政治家は与野党を問わず、即ち超党派で承知しているコトで、政治倫理審査会の現状がそれを証明している。
そもそも【政倫審に於いてその発言は偽証罪には問われない】とあからさまに、しかも堂々と言われてしまうと「あぁ、そうなんだ」と納得してしまうバカな国民性を逆手に取って政治家連中は何でも思うがままであり、全てが思い通りに出来てしまう。【政倫審に於いてその発言は偽証罪には問われない】という表現を【政倫審ではウソを言っても大丈夫】に変えても【だったらそんなモノやめちまえ!!】と騒ぎ立てる議員がどの野党にも存在しないコト、
【二階が3500万円を書籍の購入に費やした】と聞いた時に【本屋をまるごと買ったのか?】とかバカなコトしか言わずに【政治家が出版した本を配った】と言われたら【誰が書いた何という本だ?】と問い質そうとするコトさえしないメディア連中に対しては絶望でしかない。
出来レースだったハズの【政治資金裏金作り問題】がこれ程迄にこじらせたモノは、裏金作りの音頭取りの安倍晋三が「やっぱり裏金作りは止めよう」などと言うハズがないのにボクに言わせればクズでしかない安倍晋三を美化したい輩の浅知恵が描いたシナリオで「だったら誰が再開させたコトにする?」的な当たり前に噴出する疑問に対する回答を用意していなかったコトに起因する。
【偽証罪に問われない政倫審ではなくて虚偽の発言をしたら偽証罪に問われる国会の証人喚問をするべき】というのではなくて、先ずは【ウソをついても構わない政治倫理審査会って何の為に必要なのか?】という素朴な疑問を投げ掛けるコトすらしない頭の悪いコメンテーターや政治評論家を名乗る、いわゆるバカな有識者連中も、意識してかしないでか、コメントの内容が的を射抜かない、或いは射抜けない為、結果として本題から話をそらすコトになるという意味で同じ穴のムジナと言える。
【行政には携わりたくないが、政治家ではいたい】という輩が集まってしまったコト、それがいつの時代からか脈々と続いている現実こそが我が国の憂いである。
拙著『パンティストッキングのお部屋〈前編〉』は教育書です。