努力しているヒマはない!

2006-11-13 | 
ソフトブレーン(株)会長 宋 文洲 著



筆者プロフィール

85年に北海道大学大学院に国費留学。

天安門事件で帰国を断念し、札幌の会社に就職

するが、すぐに倒産。

学生時代に開発した土木解析ソフトの販売を始め、

92年28歳の時にソフトブレーンを創業。

経営を通して日本企業の非製造部門の非効率性

を痛感。

98年に営業など非製造部門の効率改善のための

ソフト開発とコンサルティング事業を始めた。

2000年12月に東証マザーズに上場。

成人後に来日した外国人では初のケースとなる。








子供の頃から、ほとんどの人が言われ続けてきた

「幸せになりたかったら、努力せよ。」という

脅し?文句。


著者は「努力=成功=幸せ」という嘘の方程式

に皆、騙され続けてきたと言い放つ。


努力は必要無いとは言わないが、成功と幸せを

必ず努力に結びつける考え方は正しくない。


成功した人は努力したから成功したのではなく

成功するようなことをしたから、成功したのだと。


こう聞くと古い頭の人達は、そんなバカなと思うだろう。



日本では今まで必要以上に「努力」というものを

「美徳」としてきたが、その矛盾を独自の視点で

切り裂く。




ただ、新しい時代に入って社会が急激に変化し、人の

価値観や生き方が多様化した結果、この努力伝説を

疑う人が増えてきたのも事実。


大人が勝手に決めた社会的成功は、今の若者には

魅力的に映らない。


だから、フリ-ターやニートが増えてきたというわけ。


彼らが増えたのは、人類の進化の証だったり兆し

だったりするのだから、彼らが決して悪いのではなく、

むしろそれに合わせて社会のシステム自体を変えて

いかねばならないという。




外国人ということもあるかもしれないが、常識破りの

理論にちょっと圧倒される。


っていうか少し、頭が堅くなってきたのかなぁw。

・・・・まずいまずい。


いずれにしても、自分の考え方と照らし合わせて、

いろいろと考え直すいい機会を与えてくれる一冊。



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2 コメント

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Unknown (yass)
2006-11-14 00:09:52
努力と一言で言うても、報われない努力ってのもあれば、
無駄な努力ってのも現実にはあるからなァ・・・(遠い目)。
ただ人生、成功が全てとは思わないし・・・うぅーん(爆)。
というか、どこをどうとったら成功なのかもわかんないかも。
ただ、事実成功した人は、何とでも言えちゃいますよね(^-^;)。
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Unknown (shibatex)
2006-11-14 22:11:01
yassさん こんばんは


仰るとおり、皆まわりを気にし過ぎて無駄な
努力をたくさんしているということを言ってる
ようですねw。
努力しない自由もあると。
人間、自分が心からやりたいことには努力
しているという意識もなく、バカ力が出るから
それに任せればいいだけだと。

また、ライフスタイルも多様化しているのが、今の
時代だから、フリーターやニートにも肯定的。
自分に合った生き方を貫きなさいみたいなw。
まあ、とにかく時代に敏感で柔軟な思考の人です。
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