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ロボット工学の第一人者、工学博士 森 政弘 著
「不まじめ」ではなく「非まじめ」である。
現代社会は「まじめ」なだけでは、もういろいろな
問題を解決できなくなってきていると指摘する。
「まじめ」の基本的な性質は一面的で視野が狭く、
逆もまた真なりという発想が無い。
つまり頭が堅い。
そこで固定観念にとらわれず、「非まじめ」に考えて
柔軟に問題を解決していきましょうと提案しているのだ。
「まじめ」の弊害とは、
1.新しいものに対して反対という「まじめ」。
硬直化した社会では新しいことには必ず反論が出る。
筆者は「新しさ」というものを、それに対する反対の強さで
測定することにしてきたという。
2.人の通ったあとを通る「まじめ」。
本当にいいか悪いか考えず、ただ決まった道の上を
歩くだけが良いことだと思っている。
3.失敗を恐れる「まじめ」
減点法であるため、あまりにも絶対に失敗できない
という脅迫観念にとらわれて、新しいことができない。
4.あいまいさを嫌う「まじめ」
「まじめ」な人は何事もきれいに区別できるものだと
思っていて、白黒をはっきりさせないと気が済まない。
世の中あいまいなこと、グレーゾーンもたくさんあるのに、
どうしてもはっきりさせようとして、不毛な努力をしたり、
間違った方向へ進んだりする。
「非まじめ」とは簡単に言うと、ひとつのものの持つ
多面を見る姿勢。
例えば1円玉を見たとき、横から見ると四角いわけだが、
丸くて四角いわけがない --- まじめ
四角で丸ではない --- 不まじめ
丸いと同時に四角い --- 非まじめ
ということになる。
「非まじめ」の精神の大切なところは丸と四角が
同居できるところ。
異なるものは同じ、同じものは異なるという
考え方が大切。
この考え方が、迷い、対立、けんか、しっと、うらみ
卑下、優越感などから人を解放するという。
諸々の苦悩は「丸は丸であって四角ではない」と、
かたくなに思い詰める心の狭さから出ているという。
その他、ものつくりや他の分野での問題が「非まじめ」に
よって解決、打開された例がたくさん紹介されていて
大変おもしろい。
この本から物事をいろいろな角度から見て判断する
ということの大切さを学んだ。
「不まじめ」ではなく「非まじめ」である。
現代社会は「まじめ」なだけでは、もういろいろな
問題を解決できなくなってきていると指摘する。
「まじめ」の基本的な性質は一面的で視野が狭く、
逆もまた真なりという発想が無い。
つまり頭が堅い。
そこで固定観念にとらわれず、「非まじめ」に考えて
柔軟に問題を解決していきましょうと提案しているのだ。
「まじめ」の弊害とは、
1.新しいものに対して反対という「まじめ」。
硬直化した社会では新しいことには必ず反論が出る。
筆者は「新しさ」というものを、それに対する反対の強さで
測定することにしてきたという。
2.人の通ったあとを通る「まじめ」。
本当にいいか悪いか考えず、ただ決まった道の上を
歩くだけが良いことだと思っている。
3.失敗を恐れる「まじめ」
減点法であるため、あまりにも絶対に失敗できない
という脅迫観念にとらわれて、新しいことができない。
4.あいまいさを嫌う「まじめ」
「まじめ」な人は何事もきれいに区別できるものだと
思っていて、白黒をはっきりさせないと気が済まない。
世の中あいまいなこと、グレーゾーンもたくさんあるのに、
どうしてもはっきりさせようとして、不毛な努力をしたり、
間違った方向へ進んだりする。
「非まじめ」とは簡単に言うと、ひとつのものの持つ
多面を見る姿勢。
例えば1円玉を見たとき、横から見ると四角いわけだが、
丸くて四角いわけがない --- まじめ
四角で丸ではない --- 不まじめ
丸いと同時に四角い --- 非まじめ
ということになる。
「非まじめ」の精神の大切なところは丸と四角が
同居できるところ。
異なるものは同じ、同じものは異なるという
考え方が大切。
この考え方が、迷い、対立、けんか、しっと、うらみ
卑下、優越感などから人を解放するという。
諸々の苦悩は「丸は丸であって四角ではない」と、
かたくなに思い詰める心の狭さから出ているという。
その他、ものつくりや他の分野での問題が「非まじめ」に
よって解決、打開された例がたくさん紹介されていて
大変おもしろい。
この本から物事をいろいろな角度から見て判断する
ということの大切さを学んだ。
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