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「あしたの私のつくり方」の話

2008年09月25日 14時13分03秒 | 邦画


DVD「あしたの私のつくり方」


・goo 映画 『あしたの私のつくり方』 公式サイト:http://watatsuku.goo.ne.jp/index_f.html

あらすじ
不仲な両親の前で良い子を演じる小学生の寿梨(成海璃子)は、私立の中学校を受験するが落ちてしまう。
寿梨が学校を休んでいた間に人気者だった同級生の日南子(前田敦子)はイジメられっ子になっていた。
卒業式の日に図書室で偶然2人きりになった寿梨と日南子は言葉を交わす、本当の私について…。
それきり2人は話すこともなかったが、寿梨は高校生になって山梨に転校した日南子に名前を隠して携帯メールを送る。

映画監督の市川準さんの訃報が目に飛び込んできた。別に監督のファンと言う訳でも、ましてや知り合いでもない。
たまたま前の週に「あしたの私のつくり方」のDVDを見ただけのこと。
仕事の方が忙しくて、休みも取れずにずーっと眠ったままになっていた中の1本でした。
この作品がですね、良かったんですよ、意外にも!それでね、いきなりの訃報にビックリしちゃったんですね!
この所、映画の感想は書いてなかったのですが、何とか記事にしてみました。(一週間掛かってしまった!)

物語冒頭から徐々に引き込まれて行く、見やすい映画です。
寿梨の気持ち&携帯メールのナレーションがベースになっていて、その助言を実行し人気者になっていく日南子が心地良くて面白い。
演技の部分は長まわしが多い(この監督さんの特徴だそうです)のですが、テンポは軽快に感じます。
全体的に醸し出している雰囲気が良いですね!

主演は成海璃子。子役からの叩き上げで実力は申し分なし。最近キレイになってきたとも思う。
もともと、去年辺りから数本の映画に出演していた成海璃子作品のどれか見てやろうと思ってDVD購入したんですよ。
映画「神童」や「きみにしか聞こえない」も見たくなってきましたね。

共演者にAKB48の前田敦子。アキバ系でもアイドルオタクでもないオイラは正直、ちゃんと見たのは初めてかな?
前後しちゃいましたがドラマ「太陽と海の教室」に出てましたね。
映画初出演というかちゃんとした演技自体が初めてだそうで、確かに“へたくそ”なんですが、ちょっとそれが味になってて大変良かったです。

面白かったのが、寿梨役の成海璃子のお父ちゃんが石原良純で、お母ちゃんが石原真理子
どういうキャスティングだよと思ってたら、お兄ちゃん役の柄本時生も加えて家族全員で眉が濃いいって。
(気が付いたらそうなってたようですが)

監督さんの話に戻りますが、この市川監督はCM監督としての方が有名みたいです。
「BU・SU」「つぐみ」「東京夜曲」「竜馬の妻とその夫と愛人」・・・他にも結構見ている気がするんですが、覚えていない。
団塊の世代と自分で語っていましたが、59歳にしては考え方が柔軟で若い監督さんだと思います。
こういう監督さんにもう少し活躍して欲しかった。ご冥福をお祈りします。

私個人として映画やドラマが面白くなる一番のポイントは“本”だと思っています。
脚本家・細谷まどか氏はこの作品がデビュー作みたいですが、記憶に留めておこうかと思っております。
(原作が良いのはもちろんです!あしたのためのその~は、実践したら本当に人気者になれそうです!)

評価(90点):


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