交渉人 真下正義 スタンダード・エディション PCBC-50877
あらすじ
警視庁交渉課準備室の立ち上げに大忙しの交渉人真下正義(ユースケ・サンタマリア)は、警視庁のHPに進入し真下本人に挑戦してきた地下鉄車両強奪犯と戦うべく動き出す。
プレミアムエディション買っちゃったんだよね。うー痛い!取りあえず本編のみ観ました。それなりに楽しめる作品でした。ただ、どこが良かったとか考えると難しい映画かな?
過去の「踊る」の作品ほどコメディー色は強くなく、かといってシリアスかと言われると疑問符が付く。総体的に楽しめた作品というのがしっくりくるのかな?!
真下は既に青島とか湾岸署の刑事達とは別次元に足を踏込みはじめていますね。いずれ交渉課準備室が正規のものになれば、真下は交渉課課長ですから、いつかやるであろう「踊る」の劇場版3作目、あるいはTVシリーズを考えると、あんまり偉くなって欲しくないというのが私の本音です。
やはり真下は青島やすみれにあれこれ言われながら捜査に付き合うポジションが似合っていると思うから。
本題に戻りますが、この作品ずいぶんと手間とお金がかかっている。観ていて「すげーセット!」とか「エキストラ何人いるんだよ!」とか結構ビックリします。
画や音は文句無し!「踊る」のメンバーは室井慎次(柳葉敏郎)と柏木雪乃(水野美紀)くらいしか出てきません。
ですが、新しく登場したキャラクター達に味があるので気にはなりませんでした。刑事部捜査一課の木島(寺島進)やTTR総合指令室長の片岡(國村隼)がとても良いです。西村雅彦さんが指揮者というのが少しもったいなかったかな。
以下ネタバレ含む
先にTVで「逃亡者 木島丈一郎」を観てしまったので、木島に対する思い入れみたいなものは、「交渉人」から観た人よりはあったかな。(逆に「逃亡者」を観た時の感動は薄かったんだろうなとは思いますが・・・。)
「”ジャガーノート”って知ってる?」は「交渉人」が先だったんですね!それにしても映画の”うんちく”がたくさん出てきて本当にマニアックですね。実際、脚本家の十川誠志氏の”うんちく”なんでしょうか?それとも君塚良一氏、あるいは本広克行監督なのか???
動いている時のクモのCGが少し情けなかったかな?!
鉄道、映画、パソコン、爆発物と今回の映画は”オタク”登場人物達の宴のようでした。最後の犯人の車が自爆する場面。真下が追うと逃げる。止まると徐行する。あの場面、犯人は真下を道連れするか迷っていたんでしょうか?でもゲームに勝った真下に自分の信念を見せ付けるかのように目の前で自爆した、そんなように見えました。
それを呆然と見ていた真下には雪乃という大事な人が居た。青島達のような単純に正義を信じてる仲間が居た。それが犯人と真下の大きな違い、そんなふうに言いたかったのかなと感じました。
いままでの「踊る」には無い部分。こういった進化は結構好きですね。
ただ、結局最後迄、犯人の詳細は分からず終いで少し心に引っかかった部分はありました。
評価(80点):
追記:「逃亡者」が「交渉人」に、さらに「容疑者」に繋がっていく。「容疑者」は評判が悪いようですが、今から期待せずにDVDの発売を待つつもりです。「広報人 矢野君一」もまだ見ていないので年末年始休み中にでも観ようかと思ってます。
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