1890年といいますから、今から125年前。
時代は明治23年ですね。
”ここは~串本、向こうは~大島~~”で知
られる和歌山県串本町沖での物語です。
貧しい漁村であった大島が舞台。
内野聖陽扮する田村医師とその助手ハルによる必死
の救助活動が見ものでした。
ところで、ハル役の女優さんって、全然知りません
でした。忽那汐里(くつな しおり)っていうんで
すね。
1985年、イラン・イラク戦争中、日本政府は、
在イラン日本人の救出を断念したということを、こ
の作品で知り、当時の政府に首をかしげたくなりま
したが・・・。
確か、つい最近も2人の日本人が、救われなかった
ですね。まあしかし、この2例を同じようには、扱
えないかも知れませんが・・・。
日本とトルコが、今でも友好的なのは、過去のこん
な尊い事実があったのですね。
映画の最後の字幕に「これからも、この友好関係が
続くことを・・・」とありました。
結局、国と国との友好的・平和的な関係を築くのは、
政府レベルではなく、名もなき1民衆の心から湧き
出た行動なんですね。
人の心を動かすものは、「真心」だという台詞が印
象的でした。
年末、お忙しいでしょうけれども、是非ご覧になっ
てくださいね~~。