命に及ぶ危険な目は当然のこと、2回の体験を聞きました。
一つ目は、ヨットの帆がマストからはずれて、船上に落下してきたこと。
ロープが滑車からはずれたというのです。
滑車は10m上、何回もよじのぼり、やっと成功した。
その間、落下の危機にもあったが、幸いにも海に落ちて命拾いした。
二つ目は、時化でヨットが180°回転し、そのままの状態で、
海水が船体の半分ぐらいに浸水してきた。
浸水が進めば、おしまいという時、ちょうど次の大波がきて、
もとに戻されたということです。
あまりにも、幸運に恵まれた人と言えるでしょう。
ヨットにのめり込むきっかけは、関大の付属高校ヨット部入部だそうです。
世界一小さいヨットで世界一周することが原点だそうです。
実際2.8mの最少ヨットで世界一周をされています。
75歳とは思えないほど、終始熱が入った話振りです。
自身の体験に基づく内容は説得力が違います。
一つ目の体験では、あとから考えると、いい方法があったらしいですが・・・。
そこで、「人間て、本当に困らないと知恵が湧いてこないもの」
「失敗して思いつくこともある」と話されていました。
「チャレンジ精神はどこから」の質問に対して
「人類の歴史は探究と冒険の歴史である」
「自然と触れ合うと野生の部分が出てくる」
という答えで、これは「~~だからこうだ」という説明はつかないらしいです。
本能的なものということです。
犬や猿にはない人間だけのものらしいです。
一つのことに没頭できる人は幸せですね。
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