若竹屋酒造場&巨峰ワイナリー 一献一会 (十四代目日記)

何が酒の味を決めるのか。それは、誰と飲むかだと私は思います。酌み交わす一献はたった一度の人間味との出逢いかもしれません。

日本青年会議所全国大会(水戸)

2004年10月03日 | 青年会議所の十四代目
 
僕が所属する団体の一つに、日本青年会議所(日本JC)があります。この日はその全国大会で茨城県は水戸市に行ってきました。学生時代にバイクで全国をツーリングしましたが、茨城って通過するだけだったので今回の訪問が初めてと言えます。

出張先や旅行先では必ず「この土地の旨いもの」って誰しも聞くことかなと思いますが、僕も到着して早速タクシーの運転手さんに尋ねました。

「う~ん、やっぱり納豆かね」とタクシーの運転手さん。
いや、だから酒を呑むときにね、ツマミになりそうなもの無いですか?
「う~ん、納豆だろうね」
でも納豆だけをツマミにしてもねぇ…。
「あれよ、マグロ納豆とか、納豆春巻きとか、イカ納豆、おでんに納豆かけとか、色々あるよ」
…水戸の人って、そんなに納豆で酒を呑むんですか?
「いや、喰わないけどね」

まあ、納豆はともかく、居酒屋で呑んだ水戸の酒は美味しかったし、魚も新鮮でよかったですよ。
さて、JCは40歳までの青年経済人の集まりですが、例年全国大会では宮家を迎えた盛大な卒業式が行なわれます。

今年はオープニングで杏里さんのミニコンサートもあり、土砂降りの雨でしたが想い出深い卒業式になりました。

アフターダーク 村上春樹

2004年10月03日 | 読んでる十四代目
アフターダーク

講談社

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僕はハルキストというほどではないが、彼の作品はよく読んだ。最初に読んで、そして今でも最も好きな作品は「中国行きのスロウ・ボート」。今でもたまに読み返す。この本を読んだのは確か83年だと思うけど、当時18歳の僕の日記を読み返してみると恥ずかしいほど村上調(のつもり)で心境を書き綴っている(笑)。「僕は毎日をプリズムの眼鏡をかけて過ごしている。何もかも纏まりのない映像の中を彷徨って足元が見えない」なんて。そんな日記を書いた18歳の僕を今の僕は恥ずかしくも微笑ましく思う…けど、ここはツッコミを入れないでクダサイ…(笑)。

「アフターダーク」は手に取ろうかどうか考えたけど、ちょうど飛行時間に読み切れるだろう、と思い買ってみた。羽田空港から福岡空港まで、きっちり1時間半で読み終えた。村上春樹は読み終える時間が読めるのがいい。深夜に読み初めても朝になることがないのがいい。初の長編「風の歌を聴け」から数えて25年目の作品ということで賛否両論あるようだけど、素直に読めた。僕の中にある村上春樹を楽しめたし、18歳の時の自分を思い出しもしたし。うん、今でも好きな作家だと言えるな。