裏庭のエンジェルストランペット。
この前、カマキリと一緒に写した一輪です。
開花4日目。
はじめの日は
ほんのり淡いピンクだった花びらの外縁は
日に日に色が濃くなって
なんとも表現できない淡い赤系の色になっている。
伝統色でいうなら珊瑚朱色とか?
でも朱鷺色って呼びたい。
絶滅危惧種の、朱鷺の色。
花の内側の
クリーム色と白へのグラデーションさえも
朱鷺の羽根のようで、ため息が出る。
ふわりと羽ばたきそうな色あい。
朱鷺、二羽
蕾がほころんだ日の
あの、
桜の花びらのような
桜貝のような
どこまでも淡いピンクも好きだけれど
赤でも
朱色でも
オレンジでもない
この微妙な色あいにも魅せられます。
その色は
日ごとに移ろってゆくのだから、なおさら。
エンジェルストランペットというと
重たそうにたくさん咲き連なる姿が一般的だけれど
こういう姿も美しい。
こういう姿も美しい。
鮮烈な美しい色にも
胸を打たれるし、大好き。
それでも、
こういうやさしい色あいはもっと好き。
さいしょの日の、限りなく淡いピンクとか。
あ、そういえば
「お前って、なんかぼんやりした花が好きなのな」
って言われたことがある。
ぼんやりした花って…
今朝キッチンから見たときには
もう少し、頬を染めるように色を濃くして
はにかむように、
うつむき加減に咲いていました。
写真を撮ろうと思っていたけれど
帰宅したときにはもう真っ暗。
日が短く、なりましたね。
それと、カマキリ。
昨日はまだ
エンジェルストランペットにいたのです。
はじめは気づかなかったけれど
なんとなく視線を感じて
ん?と見上げると
葉っぱの上で、じーっとわたしを見つめていて。
...なにを思っているのやら。
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