平成26年4月13日・日曜日・・・・・
私は帰り道に選んだ剣山経由へのルートを選んだ、時の事である。
葛籠堂から眺める6m近い大桜の満開の花を見た後・・・
帰り道を、とぼとぼと見頃を迎えた幹線道路沿いの桜を眺め見ながらの事だった!
異様なる殺気と共に・・・・(おおげさですが・・)
現れたきゃつは!
な、なんと! 鹿蔵くん!
証拠も無くまたしても! た・逮捕だ~!(銭形警部か!)ルパンもいない!
あたりまえか!
では、無くあわてて、カメラを取り出し撮影に、かかったが撮影いたらず残念!
しかし、その現場には無数の鹿が群れとなっていた。
なぜ、人里近くに鹿が群れているのだろうか??
どう考えても、おかしな話だが、桑平地区に住む住人は1軒しか無いと数時間前
知人から聞かされたばかり、だった!
ここまで、過疎化が進んだのかと、その場では思ったが20数年前は沢山の人が住んでいた集落
だっただけに、今の現状を聞いて愕然となったのも言うまでも無い!
東祖谷においても今の集落が無くなりかけているのは同じだが、ここまで
人が居なくなると、事態は深刻だ!
空き家が増えてゆく中、鹿の増加に繋がったのであろうと思われる
そういえば、1月にも同一宇の平井地区でも同様に鹿の群れは、いても
誰も住む事が無くなった集落を我が者、顔で駆け回っていたのを、思い出した。
全国的に中山間部の問題として過疎と高齢化が叫ばれているが、
誰も住まなくなった集落の後に押し寄せる脅威!
捕獲作業を行うにも人手が無い現状には、成すべも無いのが現状の中
鹿は、その様な場所を新たな住みかとして選んで来ているようだ。
今年の鹿は3倍になった!
近所の猟師さんの言葉が重く感じられた時でもありました。
鹿による樹木への影響・・・・・近くには皮が剥れた木がありました。
誰も住まなくなった集落に現れた鹿・・・このまま増えつづけてゆく事により被害が
拡大し続けるのであろうか?
人が居なくなった集落跡に広がる空き家が、空しくも寂しくも感じられる
集落が、ここにはあった!
過疎の問題は深刻さを増すばかりです。
特に高齢化が進み一人暮らしの世帯が増えていったり
病気で家を離れてしまい、そのまま高齢者介護施設や帰らぬ人となり空き家が、目立ち始めているのが中山間地域の現状と言った所でしょうか・・・!
そんな中、増え続けて来ているのが鹿などの野生動物でしょうか!
今回は一宇・桑平地区の現状を書きましたが、集落に人がまったく居なくなった場所では鹿などの野生動物が走りまわっていた様子を何度も目撃をした事も何度もあり
過疎の問題と合わせて今後の獣害問題も考えて行かなければ
いけない時期に来ているのかもしれません。
話は違いますが4月14日だったと思うのですが、朝日放送
系列の夕方のニュース番組Jチャンネルの中で、日光の観光
土産店に鹿が乱入し商品の被害や中にいた人が怪我をしたと
言うニュースが報道されていました。
不安をあおる訳では無いのですが、市街地に現れるイノシシ
猿、そして鹿・・・とならない様に思うばかりです。
駆除をして鹿の数が減ったとしても、住民が減り続けていけばどうなるのでしょう?
書かれている通り、何十年もかけて顕著化してきた問題なので数年で取り戻すことはきっと難しいでしょうね。
でも、なにかをしなければ!と問題提議して発信していくことはとても大切な事だと思います。がんばってください。