時のうてなに立ちて風を感ず。

To the happy few (Henri Beyle)

戦場の現実は 明日の吾身となるのか

2022年11月28日 | 考察メモ


◆ 世界に善意はある。しかし、今の西側支配層では、悪意が力を持って国々を動かし人民を蹂躙しているのではないか。いつでも割を食うのはヒエラルキーで一番下っ端の人達でありましょう。


今日これを見逃すなんて
編集が信じられない
この12分間のビデオクリップは
ロシア軍の塹壕に
ウクライナ軍の兵士が
無惨な自爆攻撃を敢行した様子を
撮影したものです
.. Su-25、歩兵、重迫撃砲、戦車、MLRS に
打ちのめされ
Su-34 の爆撃で終わりました


閲覧注意 教育的配慮は有りません



今へルソンには電気もガスも水道も
まともに供給されなくなりました
明るい未来はどこに行ってしまったの?

生きる為にロシアからの人道援助物資を受け取った人が
反逆者として逮捕されたり処刑されたりしている
映像も流れているけれども
主流メディアには出て来ない
ウクライナまで行って大本営翼賛記事を書く
国営ではない私企業メディアに
どんな力が働いているのか




主流メディアは
平和で安寧な生活を求めている
一般の庶民にとって
主権者である庶民にとって
最も必要で大切な情報は
伝えなくなってしまった


◆ ペンタゴンでの机上シュミレーションでは、現在の戦力で中国と交戦すれば20回中18回は中国が勝ち、米海軍も日本の海上自衛隊も殲滅されると云う。軍の専門家は、本気で中国と衝突するのは避けるでしょう。米下院議長のペロシ氏が極東を歴訪している頃にペンタゴンからホワイトハウスにそのような報告があったそうです。

北朝鮮のミサイルの技術は随分と進歩しており、軌道変更型の極超音速弾道ミサイルは今のアメリカでも落とせないそうです。

そのような状況であるにもかかわらず、日本では、平和と善隣友好ではなく、軍事増強の話ばかりです。その行き着く先は、ウクライナが身をもって私達に教えてくれています。ウクライナの本当の姿を知れば、米の鉄砲玉になって砲弾の餌食になるのは御免被りたいと、誰であっても心に思うだろう。だからこそMSMは本当の事を伝えようとしないのです。

WAR IS HELL …… 地獄を見るのはいやなのです。







国民に寄り添った政治を希求する

2022年10月18日 | 考察メモ

欧州の混乱は大きい
思っていたよりも世界は急激に変化している。東スラブ紛争の嵐に吹き煽られて、さまざまなものが表に現れている様です。
この冬を目前にして、欧州の人々はエネルギー危機を身近に感じて不安を募らせている。いくつもの国で、政府に対する抗議デモが起きています。
メディアの操作にもかかわらず、
人々は理解し始めます。
ウルスラ・フォン・デア・ライエンが
悲惨さと飢餓をもたらしたということです。
ヨーロッパ人は、
ゼレンスキーのために
飢えて凍りつきたくありません。
 EUは解体しなければなりません。
(機械翻訳)

ポーランドは紛争を口実にしてウクライナ西部を支配下に置こうとしている。また、ドイツに対し、今頃になってWWⅡ時の戦時賠償請求を突き付けているのです。ドイツを弱体化させ、欧州の主導権を狙っていると観る向きもあります。
ドイツは大変厳しい状況になっている。ロシアへの制裁を続けていることで、ロシアからの安価なエネルギーが入手できなくなっています。ノードストリームが破壊されてしまった為、たとえ制裁を解除したとしても、すぐに天然ガスを得るのは困難になってしまいました。製鉄などのエネルギーを多量に必要とする産業は、ドイツ国内での操業が困難となり、将来の見通しも不透明である為、国外への移転を検討し始めている。350万のドイツ企業の内100万社以上の企業が危機的状況に瀕しており、これからさらに増えるだろうとも言われているようです。
欧州各国の国民が、この混乱や不安に悲鳴を上げているにもかかわらず、EUや各国の首脳陣は、有効な対応をしていません。国民の生活よりも、ロシアに対する制裁やウクライナへの軍事援助を優先しているのです。

ウクライナの戦況
クリミア大橋爆破テロ以降、新しい局面を迎えている。今年の2月24日に始まったロシアによる特別軍事作戦は、ウクライナ軍によるクレンジング(虐殺)から、ロシア系住民を解放する為に、自軍に多くの犠牲を払いながらも、民間人に最大の配慮をした作戦行動を遂行している。少し前の発表では、ロシア軍6000名、ウクライナ軍は凡そその10倍以上の命が失われています。ロシア国内でのテロなどもあって、国民や軍上層部の一部には、歯がゆく思う向きもあるようです。クリミア大橋爆破テロに対する報復攻撃は、次の段階に進んでいます。攻撃目標はウクライナ全土に及び、軍事、通信、エネルギーのインフラが攻撃対象になっています。ただ、米国やNATO がイラクやリビア、シリア、などでやって来たような、住民もろともの無差別絨毯爆撃ではなく 、攻撃対象へのピンポイント爆撃のようです。ミサイルやイランから輸入技術供与?のドローンShahed-136 などが使用されていると思われます。ロシア当局は、攻撃はこれからも継続されると言っています。

米国の中間選挙
つい数日前、バイデン大統領の取り巻きに『ウクライナでロシアが戦術核を使用することは大したことではない。戦術核は戦略核と異なり通常爆弾に毛が生えたようなものだ。使用するなら選挙前に使用してもらいたいところだ』との発言が在ったと云う。まあ、ロシアは核兵器を使用せずとも、ウクライナ全土のインフラを破壊するだけの能力が有ります。核を使う意味も理由もありません。しかし、今ロシアは戦時であり、核兵器が使われた場合の備えも出来ているはずです。ウラジオストックから出航した潜水艦部隊も、すでに所定の場所にスタンバっているとのことです。ここで注目すべきなのは、国の中枢に近い人間が、戦術核とは言え、核兵器の使用を選挙の道具として考えている事です。いったん使用すれば、報復の連鎖で全面核戦争になってしまう事は容易に考えられる事です。イギリスの首相にも、核のボタンのその重大な重さを感じさせない発言もありました。ドイツの首相の『有権者がどう思ってもウクライナを支援する』との発言もそうです。現今の西側の支配層は押し並べて、国民に寄り添った政治というものがその頭から抜け落ちてしまっているように思われてならないのです。


Handel aria "Ah, mio cor, schernito sen"

Nathalie Stutzmann


生存競争はシビアで熾烈になるのだろうか ⁈

2022年09月18日 | 考察メモ


◆ 主流メディアは庶民の側には立っていない。
WWⅡ当時の新聞記事などを見ると、良く分かります。困難な時代、強い圧力があった厳しい状況である時ほど、その本質があからさまになります。勝った勝ったと戦意高揚記事が出ますが、はたしてそれは庶民の為でしょうか、記事を読んで喜ぶかも知れませんが、戦争を進め国民を駆り立てる側に立った記事なのではないでしょうか。そして、敗戦後は同じ人達が180度向きを変えて、民主主義の時代だと書き始めたのです。新聞などメディアの分野だけではありません。教育界も、教科書に墨を塗って、これは間違いだと、同じ教師達が教えたのだそうです。政治の世界でもまた同様です、戦犯だった人が政界に残り、間もなく総理大臣になっているのです。おそらく、これらの人達で戦時中の行動を心底から反省した人は、ごくわずかで、殆どの人は『皆そうだった』『だまされた』と思うことで日々の生活に戻って行ったのではないでしょうか。
 
伊丹万作氏の『戦争責任者の問題』という著作があります。
その一部を下記に引用します。(全文は青空文庫で読めます)
 
「だまされていた」という一語の持つ便利な効果におぼれて、一切の責任から解放された気でいる多くの人々の安易きわまる態度を見るとき、私は日本国民の将来に対して暗澹たる不安を感ぜざるを得ない。
「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによつてだまされ始めているにちがいないのである。
ー引用はここまでー
以前にも引用しましたが、特に現在の社会状況を省みれば、何度でも引用するだけの価値があると思います。国内の新聞やテレビだけで情報を取得している人達は、今まさにメディアに騙されていると愚考しています。『ジャーナリズムはとうにくたばった』とジャーナリストの むのたけじ氏はおっしゃっていましたが、今は正に主流メディアのジャーナリズムはくたばっているのではないでしょうか。ジャーナリズムに正義を求め期待する時期は、すでに過ぎ去っています。戦時中の大本営発表のような報道、扇動、そして、思考や批判を奪う愚民化の為の、支配層のツールに成り下がってしまっていることを、一人でも多くの人に気付いて欲しいのです。もちろん、あからさまに判るような表現はしないでしょうけれども。

◆ 此の国には選択肢が与えられてはいない。
この8月、日本ののロシアからのLNGの輸入量は去年に比べて約3倍になっています。量的には不足しないかも知れませんが、単価が1.6倍に跳ね上がっています。これから冬にかけての光熱費の値上がりは避けられないでしょう。原油やガスなどエネルギーコストの値上がりは、輸送コストをはじめ多くの製品のコストを押し上げるでしょう。また、この半年での急激な円安は、食料自給率の低い日本にとって、特に庶民にとっては厳しいものになるかもしれません。
これら一連の社会経済状況の変化は、我が国が米国の言いなりにロシアに対する制裁を行った事に、原因の一端があります。しかし、別の選択肢を選べたかと言えば、恐らくできなかっただろうと思います。
ー DULLES N. MANPYO 氏の Twishort の一部を引用します。ー
中印が欧州よりずっと安い価格で資源を得、その資源を彼らの言い値で買わなければならない鎖環に組み込まれるということだ。日本もそれに否応なしに組み込まれる。どこにも競争力は生じない。バイデンらと幇間どもは自由世界の破壊分子として記録されるだろう。東京はいつもの鸚鵡返しを鎖環す。事態を注視していくと。それは座して死を待つという翻訳語で構わぬとおもう。今更彼らに選択肢はない」


➤「バイデンもあけすけだ。東京に対して核で守るの約束の翌日、ソウルにも同じ約束。私たちGOPはそのような一簒奪権力のボケ老人の約束などに拘束されない。これはあからさまな騙しであり空手形だ。我がU.S.のLibtardがどれほど騙してきたか。今更こんな嘘八百を信じる者もいなかろう」 
ー 引用はここまで ー  
  全文はここです。
共和党上院インナーサークル委員 DULLES N. MANPYO 氏も『今更彼らに選択肢はない』と言っています。だがしかし、重要な国益を左右する問題に於いて、選択の自由を奪われていることは、激動の時代が始まろうとしている今この時こそ、極めて危険な状態にあると言えるでしょう。

Natalia Lafourcade - La Malquerida



米の戦略と支配層の価値観

2022年09月09日 | 考察メモ

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この冬を欧州はどう乗り越えるのだろうか。

ウクライナの人々を文字通りの鉄砲玉として、ロシアにけしかけている米を中心とする欧州等のNATO諸国は、この冬に向かってインフレで、特に光熱費が急激に高騰しており、一般の人々は不安を募らせています。いくつかの国で、国民の生活を顧みない政府の政策に反発して大きなデモが起きているようです。ガスやオイルの価格の急激な高騰は、企業活動に於いても業種によっては深刻な問題となっており、エネルギーや原材料価格の上昇で操業に支障をきたしているところもあるようです。

まだ夏の終わりなのに、混乱の兆しがニュースやSNSなどに流れています。イギリスでは、10月から電気料金が80%上がるという話もあるそうです。秋から冬に向かい寒さが厳しくなれば、人々は光熱費の負担の重さが身に染みてくるに違いありません。ガスやオイルはエネルギーだけではありません、化学製品の原材料でもあります。様々な製品の製造コストを押し上げ、今後多くの商品の値上げが予想されます。それは、製造業の企業競争力が低下することになり、インドや中国などの企業にシェアを奪われてゆくことも予想できてしまいます。中国やインドはガスやオイルをロシアから安価に購入できるのですから。さらに、その取引の決済は人民元やルピーとルーブルが使用され、ドル離れが一層進むことになるでしょう。

短期的には、この冬から来春にかけて、西側の欧州諸国がエネルギー危機に見舞われることは多くの人が予想しています。2022年9月8日現在、ブレンド原油やWTI原油の先物相場は少し下げているようです。しかし、各国がそれぞれガスやオイルを手当てしようとするならば、価格の上昇は避けられないでしょう。いずれにせよ、この冬の生活は庶民にとって厳しいものになりそうです。

少し長期的には、西側諸国の相対的な経済力の低下は免れないでしょう。それに対し、BRICSなどの経済力の拡大はさらに進むと考えられます。また、西側各国の首脳陣に対する不信や不満も更に高まることも予想されます。今回のウクライナの戦乱について、西側のメディアの報道が真実からかけ離れていることが西側の一般の人々にも知られてくるに違いありません。これらは、今の状況をもたらした支配層に対するマグマになり得るものです。このマグマがそのまま冷えてゆくのか、あるいは火口まで上昇するのかは、西側諸国の今後の政策次第でしょう。

米欧諸国の支配層のメンタリティ或いは価値観。

https://twitter.com/KatomariC/status/1563307043830005761

「最後の一人まで戦う」と、他の米国議員も言っていましたが、どうも、レトリックやウクライナへのエールなどではなくて言葉そのままの意味のようでした。アメリカはWWⅡ以前から、内戦も含めると戦争をしていない時期は僅かしかありません。つまり、戦争が国の経済構造にがっちりと組み込まれてしまっているのです。軍事産業が大きな力を持っているのも頷けると云うものです。アメリカは世界中で戦争をしてきましたが、言うまでもない事ですけれども、戦争とは殺し合いです。実際、アメリカが関わった戦争で、夥しい数の人が命を奪われています。下のツイートにもありますが、『正義の戦争がただの1つもない』ことを一般の国民は知らないかもしれませんが、支配層の人々は真の目的である利権の為であると知っているでしょう。そして、その支配層の賛同が無ければ戦争を起こせないのです。そうです、支配層の人々は多くの命が失われるであろう事を十分承知の上で利権の為の戦争に賛同してきたのです。これは、人権や人道とは程遠いことなのではないでしょうか。

WWⅡ後の米国の戦争

 

WWⅡ後アメリカが介入した夥しい戦争

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О ТОЙ ВЕСНЕ. Песня до "МУРАШЕК"!!!

旧ソ連はWWⅡで2700万人とも言われる国民の命を失いました。そのためでしょうか、国民の不満を慰撫する政策を行ってきたようです。各地にモニュメントなどを立て戦死者の顕彰をしています。また、戦勝記念日には赤の広場でのパレードなどの行事を毎年行い、各地で人々が家族の戦死者などの写真を持って外に出て行きます。今でも大切な行事となっており、ロシアでは軍人は親しみを持って尊敬されているようです。

 

 


世界は大きく動き始めている

2022年07月24日 | 考察メモ

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◆ 米ドルの基軸通貨体制の綻びと米国の衰退

WWⅡ後のブレトンウッズ体制から、1970年台初頭のドルショックを経ても続いてきた米ドルの基軸通貨体制が綻び始めています。

ウクライナにおけるロシアの特別軍事作戦が始まると、米国やEUなどの西側諸国は対ロシア経済制裁を決行しています。ロシアのドル資産は凍結され、SWIFT(スイフト)システムから排除されて、ドルでの国際間銀行決済ができなくなりました。これは、例えば原油やガスを輸出して、代金をドルで受け取ろうとしてもSWIFTにアクセスできなくされているので、受け取ることができないのです。しかも、相手が支払ったドルはアメリカによって凍結されて使用できなくなってしまうでしょう。云わば、掠め取られるようなものです。アメリカは、アフガンやベネズエラなどで同様な事をしています。

ロシアは、そのような制裁措置が実行されるだろう事は十分に予想していたはずです。ロシアは、これらの制裁にすぐに対応して、自前の決済システムを稼働させています。そして、制裁をしている非友好国に対して、ガスや原油の支払いをロシアの通貨であるルーブルで支払うように通告しました。この結果、制裁が始まった時に一時的に下落したルーブルは、すぐに回復して以前よりも強くなっているのです。市場は冷徹に現状を判断します。つまり、ロシア経済の混乱の可能性は少ないだろうと判断しているのです。ヨーロッパに向けて輸出していたガスや原油は中国などのアジアに向け始めています。小麦の輸出国でもあるロシアは食糧不足の問題はほぼ起きないでしょう。肥料の輸出国でもあります。欧米のロシアに対する制裁は、ロシアよりも欧米諸国自身に混乱をもたらしているようです。ガソリンなどの燃料代の高騰や、肥料価格の上昇でスペインなど、いくつかの国で農民のデモが起きています。

今回、ロシアに対する制裁を行っているのは西側諸国がほとんどで、アジア、アフリカ、中南米の国々の大部分は制裁に参加していません。アフリカ、アジア、中南米の国々は今日までおおよそ600年の間、欧米の略奪や殺戮と植民地支配にさらされて正当な発展を阻害されてきたのです。その間欧米は諸学問や科学技術を発展させて、その格差を広げてきたのです。これらが相まって、欧米人の間に他の人種への差別と己の優越感を植え付けていったのではないでしょうか。

西側(下の赤い部分)

そして今、中国がその経済力を発展させて、まもなくアメリカを追い抜くだろう事が、現実として突き付けられている。ロシアは軍事力の優秀さを、シリア政府の要請で協力している軍事援助で見せ、ウクライナでの特別軍事作戦でも、非戦闘員の民間人の被害を出さぬように細心の注意を払っている事が伺えるのです。これは、米やNATOがリビアやシリア等で行ってきたた無差別ともいえる空爆で、民間の人々やインフラを殺戮、破壊してきた事とは全く異なるのです。

アフリカ、アジア、中南米の多くの国々が、欧米によって正当な政権をつぶされて傀儡政権を据えられてきました。今までは、これに抗う事は困難でした。助けを求めても欧米に対抗できる力を持った国が無かったのです。しかし、中国やロシアが経済力、軍事力そして、政治力で欧米に対抗するだけの力を付けてきている事が、世界中に知られてきた今日、第三世界と言われる国々などからロシアや中国への期待が高まっているのです。BRICSへの加入を希望する国も増えてきています。今後益々、中国、ロシア、インドやイランなどが中心となって協力が進めば、欧米以外の国々もそちらに向かうことは容易に予想できることです。米国のドルの覇権はその力を失いつつあります。欧米諸国のプレゼンスは急速に縮小しつつあるのです。

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Handel duet - Son nata a lagrimar

Nathalie Stutzmann & Philippe Jaroussky


この圀の行く末

2022年06月02日 | 考察メモ

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下記のTwitter記事に飛びます

 
まりなちゃん氏のこのツイートには深く共感するものがあります。
この『売りとばし』という言葉の連なりは、ツイート主の憤りが感じられて読む者によく伝わってきますね。
WWⅡ後の大半を一つの政党が政権を担ってきた結果が今の現状となっているのでしょう。多くの国民は自分や自分達の価値が売り飛ばされているとは思ってもいないし知る事も無いのでしょう。この売り飛ばすという言葉を言い換えれば、人やものがこの国や民にとってどんなに価値があろうとも一顧だにせず、自分たちの利益を優先してきたと云う事でありましょう。
そのような政治を今日まで許してきたと云う事は、私たち国民にもその責任の一端があるのでしょう。そして、そのことを心の片隅にでも留めておくべきかも知れません。
しかし、それだけではこの状況を改善する方途も見通しも立たないでしょう。必要なことは、なぜこんな現状が続いているのか今の在り様をしっかりと認識して、絡み合った状況を解きほぐしていくことではないのでしょうか。正しい現状認識の土台がなければ正しい解決策は得られないでしょう。数多くの人々が bluepill ではなく redpill 側にならなければ、新しい地平は見えてこない。それまでは何とか持ちこたえてほしいと祈るばかりです。
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Angela Aguilar - La Llorona -

 


日本の主権はどこ行った?

2022年05月31日 | 考察メモ

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その昔、キッシンジャーは「日本とはうまくいっている」(大意) と言ったそうです。これは、米国の支配層にとっては実にその通りでありましょう。国民にはそうと感じさせずにコントロールできる状態は今も続いていますが、米国にとっては大変都合の良い事でまったくうまくいっているのでしょう。

下記のTwitter記事に飛びます

みんな知っていることだけど、アメリカの高官が公表したということは興味深い。

元国防副次官補のエルドリッジ・コルビー氏は、著書『Strategy of denial』の中で、日本はアメリカの支配下にあり、「独立した政策を求めても (米国の意に反する政策は *訳者付加)[中略]不可能である」と書いている。

 

上記ツイートで Arnaud Bertrend氏の言うように、日本が米国に支配されているのは知られている事ではあるが、そのことを隠しもしなくなったということはそれだけ支配がゆるぎないものになったと云う事なのでしょう。

これで民主主義の国でございます、なんてよくも言えると呆れてしまいます。他所の国に支配された民主主義国なんて成り立ちません。

主権はいったいどこにあるのでしょう。

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Shrinika Sambalpuri Folk dance

インドのサンバルプリ地方の民族舞踊(ブラジルのサンバとは違います)

Shrinika さんはOdissiというインドの古典舞踊の踊り手で、修練のたまものかこの民族舞踊でもキレのある魅せる踊りを舞っています。

観ていてとても楽しくなる踊りに感謝を!

 

 


経済は30年教育は50年‼

2022年05月27日 | 考察メモ

 

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日本の経済はこの30年凋落するばかりですが、教育はこの50年で民主主義のあるべき教育から遠ざかり続けています。

今から50年ほど前に『浅間山荘事件』として知られる出来事がありました。1960年頃から1970年頃にかけて活発になった『学生運動』の一部の過激派が、派閥抗争などで殺人事件を引き起こし、浅間山荘に立てこもった事件です。

ここでその事件の詳細には触れませんが、注目するのはこの過激派と機動隊の攻防をいくつものテレビ局が朝から晩まで実況中継で放送したということです。極めて高い視聴率だったことにより非常に多くの人々が事件を知って大きな衝撃を受けたのです。

この事件をきっかけにして学生の政治活動に対するイメージは大変悪くなり、生活が豊かになってきたこととも相まって学生は政治から遠ざかってしまいます。

今にして思えば、これは一種のショックドクトリンだったのではないかと思えてならないのです。もしもそうであるならば、そこには当時社会や政治に関心を持っている多くの学生や一般の人々の存在について、これを排除したいと考えていた人々の意志が働いていたのではないのかと推測することも可能であろうと思います。

どんな集団なのかは分かりませんが、放送局を動かして多くの人々に衝撃をもたらして、政治運動や政治そのものへの関心を薄くしただけではなく、話すこともタブーとするような忌避感まで醸成しています。

もちろん、推測なのでエビデンスもありませんし何の証拠もありません。しかし、結果として支配層にとって非常に都合の良い状況が生じたことは紛れもない事実です。

そして、この頃から文部省(当時)の教育現場に対する攻勢が強まったのもまた確かなことであろうと思います。

 

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Yugmadwanda Pallavi by Shrinika


コマ送りのサブリミナル

2022年05月23日 | 考察メモ

この記事の動画はサブリミナルとは無関係です。

Cuba Feliz - Lagrimas Negras

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日本にはロシア(旧ソ連)、中国、北朝鮮に対して負のイメージを持っている人が多いよう感じています。

そう言っている私自身にも、偏見とも言うべき感情が確かにあったことに気づいた時には、大変驚いたのです。私にはそれらの国々に行ったこともないし親しい友人もいません。いったいどこからその偏見はもたらされたのでしょうか。

一つには、子供時代の身近にいた人々の言動があげられると思います。この無意識のうちに取り込んだ偏見は自分では気づきにくいようです。

そしてもう一つは、メディアからもたらされるものです。例えば、北朝鮮についての記事がしばしば目につきます。短い見出しでも、ほとんどが負の印象をもたらしているように思います。記事をクリックして読まなくても、サブリミナル効果のように私たちに刷り込まれてしまうでしょう。

無意識のうちに刷り込まれてしまうのを防ぐには、明示的に意識する必要があります。偏見の上に築き上げた認識は地上の真実に至ることはないのです。

 

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Sonalika and Shrinika Duet Saveri Pallavi

 

 

 


だまし絵の世界 騙されるのは仕方ないかもしれないけど・・・

2022年03月12日 | 考察メモ

 

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世の中にはだまし絵というものがある。

   (Wikipediaより)
 
一見すると若い女性の横顔に見えるが、横顔の部分を鉤鼻とする別の顔にもなってしまう。
人間はこのふたつの顔を同時に認識することは困難らしい。
人の認識機能のこの特性は絵画の鑑賞ならば良いのですが、現実の今の社会状況を正しく認識しようとするときには、認識を歪める障害になることもあるのです。
 
伊丹万作氏の『戦争責任者の問題』という著作があります。
その一部を下記に引用します。(全文は青空文庫で読めます)
 
「だまされていた」という一語の持つ便利な効果におぼれて、一切の責任から解放された気でいる多くの人々の安易きわまる態度を見るとき、私は日本国民の将来に対して暗澹たる不安を感ぜざるを得ない。
「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによつてだまされ始めているにちがいないのである。
ー引用はここまでー

戦後(WWⅡ)間もなく書かれた文章ですが、今の社会のことを言っているのではないかと思ってしまうほどの鋭い指摘です。

私達は今まさに、主流のメディアによって全力で騙されているのだと思っています。

リビア、シリア、ウクライナなど、多少の関心をもって見ていたので、主流メディアの描く状況が『地上の真実』からほど遠いことは、いやというほど知らされています。

今メディアにあふれているウクライナの情報もまた、その多くが『地上の真実』からほど遠いと思う。

2014年のマイダンの争乱、スナイパーによる無差別銃撃、オデッサでの虐殺、選挙で選ばれた大統領を力ずくで引きずりおろし、そして、東部のドンバスでのロシア語を話す住民への攻撃と殺戮。その時住民はロシアに逃れたが、その数は100万ともいわれている。

2014年からの経緯を知らずにあふれるニュースを見れば、簡単に騙されてしまうのもむべなるかなとも思う。

しかし、ニュースに反応して感情のまま他国の指導者を貶めたり、ましてや、その死を望むこと等を公にすることは自分もだます側に加担することになるのではないでしょうか。