時のうてなに立ちて風を感ず。

To the happy few (Henri Beyle)

国民に寄り添った政治を希求する

2022年10月18日 | 考察メモ

欧州の混乱は大きい
思っていたよりも世界は急激に変化している。東スラブ紛争の嵐に吹き煽られて、さまざまなものが表に現れている様です。
この冬を目前にして、欧州の人々はエネルギー危機を身近に感じて不安を募らせている。いくつもの国で、政府に対する抗議デモが起きています。
メディアの操作にもかかわらず、
人々は理解し始めます。
ウルスラ・フォン・デア・ライエンが
悲惨さと飢餓をもたらしたということです。
ヨーロッパ人は、
ゼレンスキーのために
飢えて凍りつきたくありません。
 EUは解体しなければなりません。
(機械翻訳)

ポーランドは紛争を口実にしてウクライナ西部を支配下に置こうとしている。また、ドイツに対し、今頃になってWWⅡ時の戦時賠償請求を突き付けているのです。ドイツを弱体化させ、欧州の主導権を狙っていると観る向きもあります。
ドイツは大変厳しい状況になっている。ロシアへの制裁を続けていることで、ロシアからの安価なエネルギーが入手できなくなっています。ノードストリームが破壊されてしまった為、たとえ制裁を解除したとしても、すぐに天然ガスを得るのは困難になってしまいました。製鉄などのエネルギーを多量に必要とする産業は、ドイツ国内での操業が困難となり、将来の見通しも不透明である為、国外への移転を検討し始めている。350万のドイツ企業の内100万社以上の企業が危機的状況に瀕しており、これからさらに増えるだろうとも言われているようです。
欧州各国の国民が、この混乱や不安に悲鳴を上げているにもかかわらず、EUや各国の首脳陣は、有効な対応をしていません。国民の生活よりも、ロシアに対する制裁やウクライナへの軍事援助を優先しているのです。

ウクライナの戦況
クリミア大橋爆破テロ以降、新しい局面を迎えている。今年の2月24日に始まったロシアによる特別軍事作戦は、ウクライナ軍によるクレンジング(虐殺)から、ロシア系住民を解放する為に、自軍に多くの犠牲を払いながらも、民間人に最大の配慮をした作戦行動を遂行している。少し前の発表では、ロシア軍6000名、ウクライナ軍は凡そその10倍以上の命が失われています。ロシア国内でのテロなどもあって、国民や軍上層部の一部には、歯がゆく思う向きもあるようです。クリミア大橋爆破テロに対する報復攻撃は、次の段階に進んでいます。攻撃目標はウクライナ全土に及び、軍事、通信、エネルギーのインフラが攻撃対象になっています。ただ、米国やNATO がイラクやリビア、シリア、などでやって来たような、住民もろともの無差別絨毯爆撃ではなく 、攻撃対象へのピンポイント爆撃のようです。ミサイルやイランから輸入技術供与?のドローンShahed-136 などが使用されていると思われます。ロシア当局は、攻撃はこれからも継続されると言っています。

米国の中間選挙
つい数日前、バイデン大統領の取り巻きに『ウクライナでロシアが戦術核を使用することは大したことではない。戦術核は戦略核と異なり通常爆弾に毛が生えたようなものだ。使用するなら選挙前に使用してもらいたいところだ』との発言が在ったと云う。まあ、ロシアは核兵器を使用せずとも、ウクライナ全土のインフラを破壊するだけの能力が有ります。核を使う意味も理由もありません。しかし、今ロシアは戦時であり、核兵器が使われた場合の備えも出来ているはずです。ウラジオストックから出航した潜水艦部隊も、すでに所定の場所にスタンバっているとのことです。ここで注目すべきなのは、国の中枢に近い人間が、戦術核とは言え、核兵器の使用を選挙の道具として考えている事です。いったん使用すれば、報復の連鎖で全面核戦争になってしまう事は容易に考えられる事です。イギリスの首相にも、核のボタンのその重大な重さを感じさせない発言もありました。ドイツの首相の『有権者がどう思ってもウクライナを支援する』との発言もそうです。現今の西側の支配層は押し並べて、国民に寄り添った政治というものがその頭から抜け落ちてしまっているように思われてならないのです。


Handel aria "Ah, mio cor, schernito sen"

Nathalie Stutzmann


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