祖母の転院が俄かに決まった。
明日の16日(金)の午前中となった。
転院先から受入れの条件を提示されていたが、今のピックの儘でも良いとの連絡をソーシャルワーカーから貰った。
仕事の都合も在ったが、こう云う人生に於ける有事は流れに任せた方が良いと思い合わせる事にした。
併し今思えば、「吾が」とせずともあれよあれよと云う間に時間が流れ、次の転院先も決まり受入も決まった。
今後の医療費全般の支払いが控えているが、ギリギリ何とかなる。
世帯分離をして、介護保険負担限度額認定の手続きをして、せめて第3段階の認定が下りれば日々の暮らしが助かる。
当初は、凡てを自らが動いて段取りを踏まねばならぬのかと、経済力・突破力・人間力の皆無な吾は途方に暮れていた。
其の事を思えば、今は順調に運んでいると云っていいのかも知れない。
今では祖母も、つい此の間迄の快活な姿はもう無い。
其れでも、看護師さんの話し掛けに笑顔を見せている。
祖母自身、置かれている現状をどう受け止めているのだろうか...。
元気な時は、或る程度は色んな覚悟をしていた祖母。
転院先に落ち着けば、一先ずは一段落である。
此の秋に、祖父の三三回忌が在る。
祖父が祖母を連れて逝くだろう。