明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

自分を卑下してしまうのは・・・? –空手バカ一代より–

自分を卑下すること、誰にでもありますよね。

 

私は、自分で自分を卑下することは極力言わないようにしていますが、

なぜか身近な人たちは私に対し、自分を卑下するトークをよくします。

 

「私は体力にも仕事にも自信ない」

「私のテニスの実力なんて本当にダメで・・・」

「私なんか、あんな大会にでる資格ないし・・・」

 

彼女達から見ると、私はそういう話を聞いてくれる人に見えるみたいです。

実際、適当に聴き流すので、聞いてはいますけどね笑

 

かく言う私も、自分に自信が無くなる瞬間はたくさんあります。

 

先日、なぜか実態とは違うネガティブな思い込みをしてしまう時がありまして

あまりに辛かったので主人に相談しました。

 

「あのさ、実際は違うのはわかっているんだけど、なんかテニススクールで

周りの人達が私のことを『本当はお前なんてヘタクソだ』って思っている気が

してしまって、落ち込んじゃうんだよね・・・」

 

こういう時の模範解答はこれだと思います↓

 

「そんなことないよ!上手だよ!」

 

しかし、私の主人は一枚上手でした。

 

「そんな雑念を感じるのはまだまだ余裕がある証拠だな。」

 

「これを見ろ。」

 

彼がスマホのYouTubeで見せてくれたのは、「空手バカ一代」という

梶原一騎の漫画をアニメ化した映像の数々。

 

https://www.youtube.com/watch?v=gDTJ1YeBeek

https://www.youtube.com/watch?v=jRlJ3BZ8bIM

 

大山倍逹という実在の空手の名人をモチーフに作ったアニメなのですが

主人公の空手家が修行のために一人で山籠りし、滝に打たれ、岩を割り・・・

 

挙句の果てには、「勝負に勝つために邪魔だから」と人情への未練を断ち切るため

自分の右眉を剃り落としてしまいます。

(「眉を剃り落とせば、人は怖がって近づかないだろう」という理屈です。

メチャクチャです。確かにタイトルと中身が一致しています笑)

 

映像を見終わった後、主人が「・・・これくらいやり切らんといかんのよ」と決めゼリフ。

 

その後も、他のスポ根アニメの映像や軍歌の映像などをいくつか見せてくれまして。

 

完全に本人の方が悦に入って、私の相談事など忘れていました笑

 

ただ、それを見ていたら私自身の悩みがバカらしく思えたのも確かです。

 

主人の指摘通り「自分がどう思われているか」「自分の実力が人から見ていかほどなのか」

そんなことを気にするのは、本当に大事なことを忘れているからです。

 

いつだって、比べる相手は周囲の人ではなく、自分自身。

 

自分の目標に向かって、今日は一歩でも前に進めたか?

自分が課題と決めたことをちゃんとやり切れたか?

 

そこに集中するのが一番大事ですよね。

 

そして「私なんて・・・」と卑下するのは、

 

「周りから言われる前に自分で言いました!」

 

「言われなくても、私は私をダメだってちゃんと分かってますから!」

 

・・・と、他人の目で自分を見て、自分自身を裁いてしまっている。

 

自分の希望、自分の本心を大事にできていない状態ですね。

 

逆に、空手バカ一代のように眉毛を剃って・・・ではなく

自分の目標に向かって邁進する、周囲を気にしない、そんな姿勢は

自分の気持ちに正直に、心から大事にしていることの表れだと思います。

 

昔のアニメは本質をついていますね。

 

いつでも自分の気持ちを大切に、そして自分を大事に。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

平日は折り返し地点ですね。後半も素敵な1日を。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「テニスのよもやま話」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事