・・・こういう選曲をすると年代がバレて恥ずかしいですがw
とっても好きな曲で、最近よく聴いているので話題にします。
1989年に発売された永井真理子さんの「ミラクル・ガール」です。
谷亮子さんのニックネーム「柔ちゃん」の元になった柔道アニメ「YAWARA!」の主題歌です。
歌詞のモチーフは、若い女性に先輩として語りかける口調で
「アナタの気持ち次第で奇跡は起こるのよ」
「いつか願いは叶うのよ」
と伝える内容になっています。
この内容は、アニメの主人公である天才女性柔道家、でもそんな自分を受け入れられずに
「普通の女の子でいたい」と葛藤に悩む猪熊柔さんに向けた内容でもありますし
歌い手である(「ミラクル・ガール」を自ら体現している)永井真理子さんから
視聴者の一般女性に向けられたメッセージでもあります。
諦めきれない 夢のカケラ捨てないで
もう一度その胸 暖め直してよ・・・
交差点の人の流れ 今・誰・どこ・何してる?
砂の中のダイヤモンド 探すみたいなときめき
・・・歌詞の雰囲気がもうまさに80年代って感じですが笑
夢を諦めず、街に活気を見出して、前向きに生きて行こうと伝えるメッセージは
女性の社会進出が叫ばれ、オフィス街に若いOL(死語)が多数進出するようになった当時の
女性側の期待と不安に渦巻く気持ちにそっと寄り添っています。
Miracle Girl
奇跡はいつでも君のハート次第
Miracle Girl
瞳の願いはいつか叶うはずよ
この有名なサビの歌詞にも、いかにも当時のバブル感が漂っておりますが
「奇跡はいつも自分自身の気持ちから起こすもの」
「強く願い、それに向かって行動すればいつかは夢が叶う」
・・・というメッセージは普遍的なもので
発売から30年が経った今でも聴く人の心に響きます。
Miracle Girl
バラの唇に微笑み浮かべれば
Miracle Girl
ついさっきまでの君が変わるはずさ
・・・この歌詞も、女性の力を端的に表していまして
女性の微笑みがいかに周囲を幸せにするか、奇跡を起こすか
そういう本質をついた一言です。
槇原敬之の名曲「No.1」の歌詞にもある通り
女性の微笑みはみんなを幸せにします
そのことに、多くの女性に気づいて欲しい
そんなメッセージも込められている歌詞です。
そして、PVをご覧いただくとわかりますが
歌っている永井真理子さんが、なんて元気で可愛らしいこと・・・
この人自体が本当に「ミラクル・ガール」だなと思います。
80年代後半から90年代にかけては、女性歌手・バンド・グループの黄金時代でして
彼女のように可愛げがあり、エネルギーに満ちていて、歌も上手な方が次々と出てきました。
それはおそらくバブル景気と女性の社会進出という当時の機運が成した技ではあると思いますが
あれから30年・・・
女性の元気は当時に比べて無くなっているような気が・・・
・・・ん?
そう思う自分が若くないってことかしら?苦笑
・・・ま、そんなこと考えても仕方ありませんので
私もテニスでミラクルを起こせるよう、練習に励みます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な土曜日の夜を。