明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

人生を決める正念場(モーメント) -大河ドラマ「いだてん」より2-

こんばんは。

 

今日は遅くなってしまったので短めに。

 

先日放送の「いだてん」で、もう一つ印象に残るシーンがありました。

 

森山未來演ずる若手落語家の孝蔵。

 

せっかく師匠から真打昇進を持ちかけられたのに、

「(自分の服が貧相だから)お断りします」と本心と違うことを

言ってしまいます。

 

しかし師匠の方が一枚上手。

そんな孝蔵の反応はお見通しで、なんと真打として高座に立つための

立派な着物を準備してくれていました。

 

しかし、孝蔵はその着物を質屋に売り払ってしまいます。

そしてその身勝手な所業に呆れた師匠に対して

「俺が欲しいって言ったんじゃない、あんたが勝手にくれたんだろ!」と

憎まれ口を叩いてしまいます。

 

かなりのどヘタレぶりの孝蔵。

しかし、周りの気遣い(お節介?)はまだ続きます。

以前からの腐れ縁で、橋本愛演じる遊女の小梅はそんな孝蔵を見かねて

「あんたは気が小さいんだから、とっとと結婚しなさい!」と

無理やり縁談話を進めてしまいます。

(しかし、「気が小さいから結婚させる」って、よく考えたらめちゃくちゃですね笑)

 

しかし孝蔵のダメ男ぶりもハンパないです。

なんと、祝言の夜にご祝儀をくすねて夜の街に繰り出してしまいます。

夏帆演じる奥様は、孝蔵がそんな悪さをしているとはつゆ知らず・・・。

 

孝蔵は、最終的にはビートたけし演じる人気落語家の古今亭志ん生になるので

成功者になる訳ですが。

 

彼のような「成功が手に入りそうになると突然そこから逃げ出したくなる」

気持ちは、誰にでもあると思います。

 

でも本当に逃げてしまうと、後で猛烈に後悔するんだろうなとも思います。

 

"Don't Wanna Lie"的に言うと、

 

「人生を決める正念場(モーメント) それが今かもね」

 

って感じでしょうか。

 

孝蔵は「真打昇進」と「結婚」という人生の正念場を受け止めて腹をくくる、

その準備期間にいて(本人は無意識でしょうが)、周りの好意に対して

拗ねて甘えたかったんでしょうね。

 

なんとも可愛らしいです。さすが人情を商売にする落語家です。

 

でも、本当に大事なこと(人)だけは、最後の最後には離さないようにしたいですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

東京は雨降りが続きますね。明日も素敵な1日を。

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