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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

【ココロノマルシェ】ご相談への回答 -彼はロックマンなのか、それとも嫌われているのか-

こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もり あずさ(もるも)です。

本日は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」のご相談に回答いたします。

意中の彼の態度に戸惑い、彼はロックマンなの?それとも私が嫌われているの?とお悩みの スノードロップ さんからのご相談です。

(以下、ご相談文になります)
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好きな男性がいます。

彼とは、20年間、同僚として一緒に仕事をしてきました。私たちの間に同僚、友人として信頼関係は確かなものがあったと思っています。ここ数年、ずいぶん仲良くなり、ラインで毎日互いを気遣い、互いの悩みや愚痴を聞くなどの心の通ったメッセージのやり取りを1年ほど続けました。彼の日々の優しい気遣いに、彼を特別に想うようになりました。

そこで彼を個人的に食事などに数回誘うと、彼発のラインがどんどん減ってきました。私は愛情を示すことで、彼に嫌われたかと真剣に悩み、ラインも控えるようにしました。そうすると私自身がなぜ嫌われたのかと考えると夜も眠れなく食欲も減り、体が痛くなるほど苦しかったです。辛い数か月後、もうはっきりさせようと思い、彼に直接、誰か恋人がいるのかと聞いたところ、まだ婚姻関係が続いているとのことでした。20代後半の成人した子供とまだ籍に入っている女性がいる(妻とかの言葉を使わない)。両者に10数年会っていないが、金銭的な援助を時折している。(詳細はここに書きませんがいろいろ細かいことを伺いました。)。婚姻は破綻しているので離婚調停にいってもその方が離婚を承諾しないとのことです。自分の人生は全くうまくいっていない。離婚もできない、ダメな人間だといいました。普段から私にはお金もなくて困っているとよく言っていましたので、ああ、これが原因かというのがよくわかりました。私はてっきり彼が以前に離婚していると思っていました。ラインの時もそのような感じのことを聞いても、彼ははぐらかしていました。長年、一人暮らしであることは公言して知っていますので、職場の皆も離婚していると思っています。誰もそういうことは直接聞かないし、彼は職場では明言してしていません。

彼は仕事人間で立派な成果を出し、周りに配慮しする人で、感情を制御できる温和な人です。そんな自分を卑下した泣き言をいうのにも驚きましたし、予想外の話に私の頭は真っ白になりました。しかし、そんな深い孤独を長年抱えている人だと知って、一層彼が愛おしく、好きになりました。
彼はそのような事情があるので前に進むことはできないといいます。それで私は、前に進めないならそれでもいい。長年、尊敬している大事な人であると思っていること。もしも彼が迷惑でなければ、これからも友達として連絡を取りたいと伝えました。彼はもちろんと承諾しました。

しかし、今は私と彼の間の関係には、厚い壁のようなものを感じます。前のような心の通ったメッセージや対面のやり取りではないような感じです。私からラインをすると彼は返事をくれますが、それは素っ気なく以前の温かい血の通ったものを感じません。対面でも彼はあまり笑顔を見せてくれなくなりました。私は彼がとても大切です。このまま連絡をとりたいですが、時折、もう私たちは以前のような心の通う関係には戻れないのではと不安になります。大人ですからそれぞれに抱えるいろいろ事情もあります。必ずしも男女の人間関係は望んだものにはならないと思っていますが、せっかくの長年の信頼に沿う縁があると思った人とどのような着地点があるのか、果たしてもう全く離れてしまうのかと不安になります。

彼はロックマンで人との親密性を嫌うのか、あるいは私個人がもう嫌われているのかもわかりません。もしも彼が私を、孤独を分かち合う友人としても必要ないなら、離れたほうが良いかもと思いますが、私の彼への愛情がそれを切なく、苦しくします。彼と私は春から職場も離れ、遠方となります。それも不安を感じる要因の一つです。今は、連絡をとり続けたいと思いますが、最近の彼の素っ気ない態度に心が折れそうになります。どのような心持で関係を構築して行くのが良いのでしょうか。
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(以下、ご回答になります)
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こんばんは。
この度は勇気を持ってご相談をお寄せくださり、ありがとうございます。

ご相談文を拝読していて、まずスノードロップさんがとても愛情深い方であること、そして意中のお相手を心から大切に思っていることが伝わってきました。

20年もの長い期間の交流

その中で少しずつ育まれた愛情

そしてご相談文を「好きな男性がいます」と真っ直ぐに思いを差し出して始められる潔さ

きっとスノードロップさんは筋の通った、カッコよくて、素敵な女性なんだと思います。

まずは何より、そうしたご自身の魅力や、彼を真っ直ぐに愛してきたご自分の想いを誇りに思っていただきたいと思います。

「こんなにも彼を大好きなアタシって素晴らしい!」
「アタシは本当に彼をよく愛してきたよね・・・」

そんな風にご自分を労い、ハグしてあげてください。

人を好きなること

困難な局面においても、その気持ちを持ち続けること

これらは人が生きる上で、最も大切かつ尊い在り方です。

ご自身はそんな尊い気持ちを持った存在であることをぜひ忘れないでください。



さて、その上で意中の彼についてですが

ご心配されているような、彼がスノードロップさんを嫌いになるようなことは

おそらく無いと思います。

むしろ大好きなのだと思います。

理由は二つあります。

一つ目は、ご相談文を読んでいて彼がスノードロップさんを嫌いになる要因が見当たらなかったからです。

二つ目は(こちらの方が重要なのですが)

優秀で仕事のできる彼が、ご自分の弱みをスノードロップさんに晒していることです。

一般的に、男性は自分の弱みを他人に晒したがりません。

特に同じ会社の人は利害関係がありますので

尚更プライベートの弱みを知られたくは無いはずです。

その弱みをスノードロップさんに伝えている時点で

彼はスノードロップさんに深く心を許しているのです。

それは、スノードロップさんが彼に対して愛情深く、誠実に接してきたからこそ起きたのです。

もう一度申し上げます。

彼はスノードロップスさんを嫌っていません。

むしろ大好きなのです。



・・・では、なんで彼の態度は素っ気なくなったのか?

こちらについてですが、考えられる要因としては

彼が自ら言っている通り、彼には強烈な無価値感があります。

結婚に失敗し、奥さんにも子どもにも10年以上会えず

それでいて金銭援助は続けていて、自分のためのお金は残っておらず

離婚は拒否され、人生を再スタートすることすらできない。

こんな俺に生きる価値は無い・・・。

ましてや新しい女性を幸せにするなんて、できるはずが無い・・・。

そう考えたとしても、不思議はありませんよね?

またそのように考えると、一見不可解に見える彼の行動も理解ができるのでは無いでしょうか?

大好きなスノードロップさんを幸せにする自信が無い

しかも自分はまだ結婚していて、その資格すら無い

そんな自分に対し、スノードロップさんから愛を向けてもらうのは申し訳ない・・・。

そう思って、苦しいながらも引き気味に応対している

そう考えてみると彼の言動が腑に落ちるのではないでしょうか?



そして、彼の気持ちを理解した上でどうするか、についてですが

まずスノードロップさんは「友達として連絡を取りたい」と彼に伝えられましたが

それは本心でしょうか?

スノードロップさんが彼に対して感じている気持ちは「友情」でしょうか?

おそらくスノードロップさんは、形の上で既婚の彼に気を遣って「友情」という言葉を選ばれたのだと思いますが

実際に感じていらっしゃる気持ちは

「彼を特別に思う」


・・・それは「愛情」ですよね?

「深い孤独を長年抱えている人だと知って、一層彼を愛おしく、好きになった」んですよね?

スノードロップさんは、そうしたご自身の熱い想い・愛情を

ストレートに彼に伝えているでしょうか?

人は、自分の感じている熱い想いをストレートに表現できないときに

心と行動の不一致に違和感を感じ、気持ちがモヤモヤします。

また、パートナーシップにおける法則として

「自分が与えたものがそのまま返ってくる」があります。

スノードロップさんがご自分の熱い血の通った愛情を隠し

表面的な友情仮面モードで彼に接すると

彼からも温かい血の通わない、素っ気ない態度が返ってきます。

逆にご相談文にあるがままの、彼への熱い愛情を彼に向かってストレートに表現すると

彼からもストレートな愛情が返ってきます。



・・・いかがでしょうか?

以上を読んでいただいて

「よしっ。じゃぁ彼にストレートに告白してきます!!」

と決められるのであれば、何も問題はありません。

しかし、もしそれに何かしらの抵抗があったり

「いや、そんなストレートに言って、引かれちゃったらどうしよう・・・」
「フラれたらどうしよう・・・」

そんな風に思われるのであれば

もしかしたら、本当は彼と愛情関係になることが怖かったり

彼と幸せになる自信が無いのは

スノードロップさんご自身なのかも知れません。

もちろん、それで何も問題はありません。

その心の状態を、ありのままに感じてあげてください。

「私はまだまだ彼と深い仲になるのが怖いんだ・・・」
「私はまだまだ自分の愛や幸せに自信が無いんだ・・・」

ご自分の状態に一切の批判を交えず

ただありのままにそう思ってみてください。

「そんなことをして何の役に立つの?」と思われるかも知れませんが

相手を正しく理解するには、まず自分自身を正しく理解することが必要です。

そして自分を正しく理解するには、まず自分の弱さから目を逸らさないことです。

自分の弱さ、怖れをしっかり見据えたときに

相手も自分のように弱くて、怖くて、自信が無くて・・・

そんな自分と同じような人間に過ぎないことに気づきます。

そして自分の弱さ、恐れ、自信の無さを愛し・大切にできるようになったときに

相手の弱さ、恐れ、自信の無さをも愛し・受け入れられるようになります。

そうなれば、一見素っ気なくて血の通って無い様に見える彼の態度にも

本当はスノードロップさんを愛したくて、でも怖くてモジモジしている

そんな小さい少年の姿を見いだせるはずです。



相手を愛したければ、まずご自分を愛することからスタートです。

どうぞ、誰よりもご自身の思い・感情を大切にされてください。

そして、彼を愛しているご自分を誇りに思ってくださいね。

スノードロップさんが彼と温かい血の通った、愛情に満ちた関係を築いてゆかれることを

私は心よりお祈りしております。

ご参考になりましたら幸いです。
■■■■
(以上です)


最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な週末を。

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