こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もり あずさ（もるも）です。
東京は本日も雨が降っております。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もり あずさ（もるも）です。
東京は本日も雨が降っております。
よく「春に三日の晴れ無し」と言いますが
そのことわざの通り、東京は三日に一度は雨の降る日々が続いております。
テニスの練習日程が狂ってしまうので、できれば晴れて欲しいです・・・。
さて、本日は久しぶりに”心に役立つB'zの歌詞分析”をお送りいたします。
・・・と言っても、この曲は分析するまでもなく
読んだらそのままメッセージがストレートに伝わってくる曲です。
1997年に発売されたアルバム”SURVIVE”に収録されている
「だったらあげちゃえよ」
・・・一言で言うと「断捨離の歌」です。
このタイトルそのままに
物、お金、彼氏彼女、過去 など
私たちがよく執着してしまって手放せないものを
思い切って断捨離してしまえ！
そうすれば本当に欲しいものが手に入るぞ
そう伝えてくれる曲です。
よく「新しいもの・こと・ステージを手に入れるには 今手に持っているものを離さないといけない」と言われますが
この歌詞も様々な側面からそのことを訴えてきます。
”バラまけ あぶく銭 セコいのってもてない？”
”未練がましいのは阿呆 ベタボレしてたとしてもね”
”錆びたリング 滲むインク 手紙は燃やせ”
今あげたたった3つのフレーズの中に
人々がどうしても執着してしまうものがいくつも含まれています。
あぶく銭＝お金
ベタボレ＝意中の彼・彼女
錆びたリング＝指輪（過去の恋愛関係の象徴）
滲むインク＝昔の手紙・日記など（過去の思い出の象徴）
そしてこれらのものを手放せないでいると、人の体と心にはだんだんと異変が起きてきます。
”ムチャしてないのに 体 重い”
”倦怠感が続くのは何故 ホワイ？”
”まだまだ これからというときに”
”頭ン中 パンパンにつまってもうバースト”
よく「部屋の状態は心の中の状態と同じ」と言われますが
過去の思い出の品を捨てることができず、散らかった部屋の中で暮らしていると
心も雑念に囚われて気持ちが重くなり
結果として身体の調子まで悪くなる
そんなことが起こります。
心と体の健康にとって「手放し」は大切なことなのです。
しかし、そうは分かっていても執着してしまうのが人の心。
そんな惑う心に対し、こんな言葉で稲葉歌詞はダメ押ししてきます。
”どんなにすがりついても 過去に戻る場所なんてないぜ”
どんなに過去の物を持っていても、思い出に浸っていても
その過去は決して戻ってくることはありません。
それが現実です。
これを受け止めるのは、とても辛いことです。
しかし「過去は戻らない」と受け入れることしか
前に進む方法はありません。
そんなシンプルで厳しい現実を、たった一言でサラッと伝える
これぞ稲葉歌詞の真骨頂です。
そして、過去を受け入れ前に進むことで得られる先の世界を
最後に提示してきます。
”不安だろう 恐いだろう でもねそれがいい”
”いつまでも消えないものが いつの日かかならずや手に入るだろう”
過去を手放すのは不安で恐い。
そのことを稲葉歌詞は否定しません。
人の煩悩をありのままに受け入れ
それでも「前に進め」と聴く人の背中を押す
それが慈愛に満ちた稲葉歌詞の精神です。
そして、その先に見える世界とは
「永遠に消えないものが手に入る」
要は「あの頃は良かった」と懐かしむ思い出の品ではなく
自分のこの先の人生にとってずっと心の支えとなる
そんな自信・自己肯定感を身につけるだろうということです。
過去への執着を手放し、先に進んだ先に自信や自己肯定感が得られる
そんな心理の定説を見事に表現した歌詞です。
B'zの歌詞を分析するたびに毎度思うのですが
稲葉さんって、なんでこんなに心理の世界を適切に、人の心に届く形で
メロディに乗せて表現できるんでしょうね？
唯一無二の天才なり・・・。
いつもそう思ってしまいます。
来月のライブが楽しみです！
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日を。
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