こんにちは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。
また新年度にぴったりの一曲を取り上げます。
B'zの"go for it baby -キオクの山脈-"です。
一部PVがYouTubeに載っています。
i love rock'n roll のオマージュっぽいイントロのギターリフと
キーボードが醸し出すマンダラっぽい世界観とが
映像によってうまくミックスされている感じです。
そして、この映像が歌詞の世界観ともよくマッチしていまして
過去に囚われて前に進めない人々の苦悩や煩悩をそのまま表現しています。
なぜだか期待外れ
前に食った時の方が美味い
って勝手にがっかりしてしまう
なんてよくある話
あの子の心は乱れ
出てったきり戻らねえ
古い写真を眺めて
ため息ばっかついてた
一回食べて「美味しい!」と思った店にもう一回行ってみたら、前ほどの感動が無い・・・とか
別れてしまった彼女彼氏の写真を見ながら「あの頃はよかったなぁ」とため息をついている・・・とか
本当によくある話ですよね。
そういう時、人はなんとかして過去の思い出を取り返そうとします。
あの時のあの味
追いかけてばかりの毎日
誰もが嵌ってしまう
罠みたいなもんだろう
若かりし日の美貌
ずっと求めてるんでしょう
今だから見える希望
あること知っていても
最後のフレーズにあるように「今だから見える希望」があることには気づいていても
過去の記憶にとらわれてなかなか進めないのが人というものです。
それほど過去はその人にとって強力な力を持っているのです。
一方で、過去は決して戻ることはありません。
稲葉歌詞はそのことを2度強調してきます。
あの日に帰りたいと望んでも
There is no turning back
記憶の山脈に道はばまれ
うずくまって泣いてるの
前半の歌詞は、過去には帰れないこと
後半の歌詞は、それをわかった上で前に進もうとはしているけれど
過去の記憶に囚われて身動きが取れなくなっている状況を表現しています。
カウンセリングをしていてよく気付きますし、私自身もそうですが
人は過去から学び、過去の経験を活かすことができる一方で
過去の経験に囚われて次の一歩を踏み出せなくなることもあります。
それ自体を責める必要は全くありません。
まずはそのことに気づいておくだけで十分です。
でも、この稲葉歌詞はストイックなロックンローラーの歌詞ですので
そんな人の気持ちを強引に前に押し出します。
Go for it, baby コエテユケ 甘い思い出を
未練だらけでも惜しく無い
Go for it, baby コエテユケ 幸福の瞬間を
じっと見つめたら捨てちまいなよ
Go for it, baby コエテユケ 辛い思い出を
涙枯れたら 放っておけ
I love you, baby コエテユケ 再現不可能のライブ
思い知ったら振り向かないで
最後のフレーズはとてもB'zらしいですね。
ただ人を鼓舞するだけではなく、人を鼓舞するからには
「俺たちも過去のライブを超えて行くよ!」
と宣言しているのです。
この曲がリリースされた2012年時点で、すでにB'zの2人はアラフィフでした。
スタジアムで走りまくるハードなライブを続けるには厳しくなる年齢です。
それでも「俺たちは過去のライブを超えるよ」と宣言しています。
いやぁ、本当にカッコいい。
そして曲終わりのフレーズもカッコいいです。
本当の最高はこれから始まる
アレヲコエテユケ
B'zもアナタも、本当の最高はこれから始まる。
だから、お互い過去の思い出(=アレ)を超えてゆこうぜ。
そんな風に聞き手に寄り添いつつ、自分たちもチャレンジすることを誓いつつ
聞き手が前に進めるよう、強烈に後押しします。
・・・こう書いてる私が最も後押しされております笑
私自身は先日の記事に書いた通り
テニスの敗戦から立ち上がり新年度をスタートさせました。
この曲を胸に抱きながら前に進みます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な週末を。