本日は、明日の試合に備えてシングルスレッスンに出て参りました。
休暇も6日目になり、すこぶる体調がいいです。
しかし、ラリーが終わって休憩中にコーチにこう話しかけられました。
「ボールに合わせに行ってますよね?」
・・・ぎく。
確かに、ラリーの向こうのお相手はそんなに球威が無い方だったので
少し手を抜いて・・・と言っては何ですが、全力で打っていなかったのは事実です。
正直者のテニサーもるもはこう答えました。
もるも:「ラクしようとしてますね。毎回しっかり打って攻めるのは辛いんですよね・・・」
コーチ:「いや、合わせるテニスはラクじゃ無いと思います。それだと勝てないし、もし勝っても何で自分のポイントが取れたのかがよく分からないから、次に活かすこともできないし」
もるも:「わかります。実際に勝てるのは攻め切った時だったし。でも辛いんですよね。毎ポイント自分を鼓舞して『やれ!攻めろ!』って言い続けるのが。それを試合の間中ずっとやり続けなきゃいけないので。もう辛くて試合の途中に家に帰りたくなります」
コーチ:「まぁ、何のためにテニスをしてるのかって話ですよね。」
「テニススクールでたまにいいショットを打って褒められればそれで満足な人たちもいます」
「でもここに通っている人は、強くなりたい人たちです」
「結果は誰にも分からないんです。フェデラーやナダルだって精一杯やって負けることもある。勝負は時の運です」
「でも、重要なのは自分のテニスを精一杯やること。逆に最低なのはチャレンジしないことです。」
もるも:「そうですね。自分のテニスをすれば、うまくいかなくても原因がはっきり分かりますからね」
コーチ:「そうそう」
・・・この後、もるもは練習で結果を気にせず攻めまくりました。
ポイントを取れないことも多かったですが、それは相手が上手だったり、もるもの気持ちが先走って上半身だけで打っていたりなど
なぜポイントを取れないのかの理由がはっきりするので、明日の試合に向けて修正できる内容となりました。
コーチは練習の終わりに、みんなに向かってこう言ってくれました。
「シングルスは1人で戦うものです。なので、メンタルが一番大事です」
「1人で自分のメンタルを盛り上げるのは大変です。ダブルスのようにパートナーはいないですから」
「私は、いつもレッスンで皆さんのテンションをあげるのに1人で苦労しています(笑)」
「辛い時もありますが、ボールに合わせに行かず、自分のリズムで、自分からボールを打ちに行きましょう」
「それでダンゴ(0−6)で負けても構いません」
「次に繋がるテニスをしましょう」
以上。
・・・こうやって振り返ってみると、
淡々と話をしているようでいて、とても本質的で大切なことをコーチは言ってくれました。
このコーチに出会って良かったです。
明日の試合はコーチの言葉を思い出しながら臨みます。
「自分からボールを打ちに行こう」
「自分のテニスを貫こう」
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日を。