明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

本当にそれでいいの?その2 –「なつぞら」より–

昨日から観ている人はやきもきしたであろう「なつぞら」。

 

雪次郎と蘭子さんの告白シーン。

 

告白してすぐにうまく行く訳ないのがドラマの定番ですが、やっぱりそうでしたね。

 

蘭子さん、明らかに本心では無いことを言って雪次郎を遠ざけた。

 

その後素直な雪次郎は亜矢美のお店に出向き、なつ、亜矢美、咲太郎に事情を打ち明ける。

 

私の感覚では、フラれた日って一人になりたいものだと思いますが、雪次郎は

みんなに聞いてほしかったんですね。

 

亜矢美と咲太郎は「蘭子さんは雪次郎の才能を認めていて、蘭子さんのいる劇団から

独立して自由に友達と演劇をやれるように促してくれたんじゃ無いか」との見解。

 

確かに、その側面もあるかも知れませんね。

 

それにしても、雪次郎はなぜ「友達の誘いは断りました。俺は蘭子さんを裏切りません。」

なんて余計なことを言ったのでしょうか?

 

あの一言で、蘭子さんのプライドは傷ついたと思います。

 

「貴女は裏切られてもおかしく無い人です」

「貴女には、魅力も求心力も(以前ほどは)

ありません」

「でも、俺は貴女が好きだから、裏切らないで

あげます」

 

 ・・・蘭子さんから見ると、そう取られても仕方のない発言でしたね。

 

雪次郎からすると、自分の愛と忠誠心をPRするつもりだったのでしょうが。

 

それだったら、ただ「蘭子さんと一緒にずっと芝居をしたい」と伝えればよい訳で。

 

わざわざ他からお誘いがきていることを知らせる必要ないですよね。

 

本人は意識していないかも知れませんが、その潜在意識にある「俺って人気あるぞアピール」

 

蘭子さんからすると鼻についてプライドが傷つき、素直になるのを妨げてしまったかもしれません。

 

でもまぁ、蘭子さんも蘭子さんで。

 

かなり年下の若手俳優をピンで自宅に呼び出す時点で、大好きなのは明らかなはず。

 

本当は素直に雪次郎を好きだと言いたいし、自分の才能や魅力に自信がないことを

曝け出して、助けて欲しかったはず。

 

せっかくワインを開けて、ほろ酔いになりながらそんな自分を少しずつ出していきたかった

だろうに・・・。

 

雪次郎の少しひん曲がった告白が鼻について、ついつい意地を張って愛情の受け取りを

拒否してしまった。

 

蘭子さん、雪次郎を自ら出て行かせた後に泣いてましたね。

 

素直になれない自分がもどかしくて仕方ないのでしょう。

 

しかし、二人はお互い好き合っていることを知っていると思います。

 

雪次郎はなつに「自分の素直な気持ちを探してみる」と告げて自宅に帰っていきます。

 

おそらく雪次郎は、自分の本当の気持ちと向き合って、また蘭子さんに立ち向かうでしょう。

 

蘭子さんも、それを待っているのではないでしょうか。

 

このままお互い素直になれずに終わるのではなく、きちんと向き合って、二人なりの幸せを

見つけて欲しいと思います。

 

・・・しかし、先週は夕美子、今週は雪次郎、最近のなつぞらは恋愛ラッシュですね。

 

次週はついになつと一休さんでしょうか?楽しみです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

東京は暑くなったと思ったら週末は台風が来るみたいですね。

 

防災には気をつけつつ、素敵な週末を。

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