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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

「母性」の裏側

こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。

以前の記事でも書きましたが、放送大学にて心理学を学び直しています。

昨日学んだ内容は「昔話・おとぎ話に学ぶ心理学」でして

その中に登場する「山姥」「魔女」「悪い母親」などの振る舞いを通じて

「母性」の表面と裏面とが見える、という内容でした。

一般的に「母性」は「受容」「安心感」などの

ポジティブな価値の象徴とされます。

しかし、その一方で昔話・おとぎ話に登場する山姥、魔女、悪い母親たちは

子どもを食べようとしたり、縄で括り付けようとしたり、山奥に捨てようとしたり、など

心理学的に見ると「子どもを拘束する」「子どもを自分の元から離さない」という

いわゆる「過保護により子どもの自立を阻む」存在でもある

とされています。

・・・この話を聴いて、思わずハッとしました。

私は、以前から異業種の女性管理者が集うNPO法人の活動に参加していまして

その中で「女性のリーダーシップ発揮における課題」について議論がされるのですが

そこでも上記と全く同じような内容が指摘されています。

例えば以下のようなことです。

・女性は部下を気遣って庇ってしまい、部下をストレッチさせたり、あえて厳しい目標を与えることをしない。

・女性は「今できること」「今あるリソース」をベースに物事を考えがちで「やりたいこと・やるべきこと」を目指さない傾向がある

もちろん、上記はあくまで一般論でして

性別よりも、むしろ個人の資質によるところが大きいですし

全ての女性が上記のような特徴を持っている訳でもありません。

あえて名付けるなら、いわゆる「母性」「女性性」と呼ばれるものの特徴です。

ここで大切なのは、「男性は××」「女性は〇〇」という区分けをすることではなく

私たちが「良きもの」とみなしている「母性」「女性性」といった特徴には

良い側面だけではなく、影もあると理解することです。

同じく「父性」「男性性」にも両方の側面があります。

上記の相反する役割を1人でこなしたり、良い側面だけを取ることは不可能です。

ですので、まずご自分はどちらの性質が強いのかを理解し

パートナーシップにおいては、ご自分の弱い部分を補完してくれる相手と交流を深めることが大切です。

私自身は企業で管理職をしていますが

受容的で部下の本音を引き出したり

心理的安全性の高いチームの雰囲気を作るのは得意な一方

厳しい目標に向かってストレッチしていくことや

そのために部下にハッパをかけたり、強めのオーダーをしたりするのは苦手です。

またプライベートにおいてもよく「安定感・安心感がある」とお褒めの言葉をいただきますが

一方で、男性に決めてほしい・男性にリーダーシップをとってほしいと願ったり

男性が自分の元を離れないかどうか常に気にして(監視して)いる

そんな側面もあります。

まさに「母性」のおもて面と裏面です。

大切なことは、こうした特徴を否定したり、見ないようにすることではなく

しっかり見据えて・向き合っていくことです。

そうすると不思議なことに

ご自分の弱い部分はパートナーが補ってくれるようになります。

パートナーに活躍の場を与え

パートナーの自己肯定感を高めるためにも

アナタ自身が自分の光と影を正しく見つめることが大切です。

上記は1人では難しいこともあるかと思いますので

その際はぜひカウンセリングセッションをご検討ください。

アナタがご自分と向き合うためのお手伝いを、全力でさせていただきます。

お待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な週末を。

****
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