ほんとうはこのまま(拙ブログを)長期休眠するか、いやその前に「大反省文」とか「まとめ」くらいは1コ書いておくかという計画だったんだけど、さっき見たテレビにあまりにも感動してしまったので通常の記事をいまひとつだけ投稿することにした。
で、そのテレビはTBSの「WBCスペシャル誰も知らない素顔のイチロー」という番組。実は“ながら族”でテレビはただつけていただけだったので“某落ち目のお笑い番組”がつけっぱなしなっていた。
手を休めたついでにザッピングしたらイチローと佐々木主浩が対談をしていた。ガーン!もっと早く気付けばよかった!
ここで参考までに言っておくと、おいらは日本にいるときのイチローはけっこう嫌いで、佐々木はいまだに嫌い。でもイチローの場合はもう黙るしかないくらいの数字を叩きだしているので少しばかりのナショナリズムと過度な野球バカぶりもあいまって、こっちも降参してしまったって感じ。
あとでその名前が出てくるのでついでに言っておくと、逆に松井秀喜は日本にいるときからけっこう好きだった。
かなり重傷のアンチ巨人でツバメファンなのでホームランを打たれたときは腹立たしかったが、インタビューなどを見ていると彼の受け答えには好感が持てた。
さらについでに言うと野球に関係ある番組は大抵見る。アンチ巨人だけどそれがジャイアンツ特集とかでも見るし、たとえ(巨人を含む)他の球団のビールかけの中継とかでも見る。
ケーブルテレビとかひいてないので仕方ないからスワローズ戦以外の巨人戦でもとりあえずつけとく。佐々木が嫌いでも、ヤツのする経験談とかは聞いてみたいのでやっぱり見る。にっくき巨人のヘンクツな仁志がNANDAに出てても見る。それはアンチ巨人ぢゃねーだろって思うかもしれないが、間違いなくアンチだ…ってハナシが脱線してしまった。
そんな野球バカが書いている記事だということをふまえてもらいつつ話を続けよう。
結局、その番組は最後の5分くらいしか見れなかったのだが、イチローくんの貴重なお言葉を聞けたのでよかったと思った。感動するには充分すぎた。
それは彼のWBCに対する思いだ。
曰く
「WBCに出たくないなんていっている他の日本人選手が全く理解できない」
曰く
「日本球界が低迷していて、何かしなきゃいけないとみんなで言っているに」
イチローはてっきり「人は人、自分は自分ですから」…っていうのかと思ったてただけに余計に感動した。
なんか前に書いた記事にいただいたコメントにも“徴兵制”なんて言葉が使われていたりしたけど、「日の丸」とか「国のため」という言葉を短絡的に軍国主義・全体主義と結びつけて毛嫌いする人がいるけど、それはいささか想像力に欠けると思う。
国への帰属意識や国境というものを全面的に否定するのならオリンピックなんかもやめたほうがいいんだろうか。だいたい、当のアスリート自身が
「日の丸を背負って戦う」とか
「日の丸は重いですから」とか発言しているんだから。
日の丸、君が代否定派はその選手たちに
「おいおい、キミタチ、そんなゆがんだモチベーションのために戦うんだったらスポーツやめちめえよ」っていうんだろうか。
それってなんだか
「あの商品は●●差別だから発売禁止にせよ」
…と当人であるはずの被差別者の全く関知しえないところで叫んでいるPCなおっちゃんみたいだ。
サッカーのW杯とWBCは別物だからと断じる人たちに言いたいのは、どんな大会だって最初っから権威があったわけぢゃないってこと。
おいらみたいなドシロウトの言葉で不満ならイチローの言葉をそのままおくろう
曰く
「WBCは最高の舞台となる可能性がある」と
前も言ったけど、不参加な選手が増えるほど大会の格は下がる。
WBCはMLBがつくった胡散臭いものだからなどと通ぶった松井への援護射撃的な意見もあるけど、その胡散臭い組織の傘下でのプレーに専念するってのもなんだかなぁ。
プロ野球の選手会だって最初は懐疑的だっのを結局悩みに悩んで参加することにしたんぢゃないか。
コトの始まりに多少の疑問を感じながらも、それをキッカケとして利用して大きく育てていくチャンスなのだと判断して、その可能性にかけたんだと思う。
だいたい“生まれ”に絶対的な意義を求めるんだったら軍事目的で生まれたGPSやインターネットも一生使わないでくれっつーの。
ここでどうしても「日の丸」が全体主義としか結びつかない人たちのためにもうひとつ。
帰属意識ってのはたとえば、母校の野球部にバッティングマシンをプレゼントするようなこと。松井秀喜はかつて自分が世話になった選手会の決定を、自分の育ての親であるプロ野球そのもりを見殺しにするのだろうか?ってこと。
実際、上原をはじめ何人かの選手はカメラの前で松井秀喜や井口の不参加に不満をもらしていた。
これって松井はファンにはもちろん、関係者にすら今回の不参加に対する納得のいく説明をしていないってことだ。
前の記事のコメントでも書いたけど、日本のプロ野球選手のシーズンよりも松井秀喜のシーズンのほうが貴重だなんてことはいえないはず。球界を盛り上げるって意味で論じるならむしろ日本人選手のシーズンのほうが貴重だとさえいえる。
松井秀喜のヤンキースがワールドシリーズを制覇したとしたってニュースにはなるだろうが、日本の野球を盛り上げる要素という意味ではたいしたことはないだろう。それは昨年の覇者ホワイトソックスの井口の活躍による効果を考えたらわかることだ。
昨シーズンの千葉ロッテの快進撃は来年のパ・リーグや交流戦の盛り上がりに影響を与えるだろうが、松井はたとえ50本ホームランを打っても日本球界の盛り上がりにはほとんど関係のないハナシだ。
むしろ偏った個人主義が野球少年たちに浸透して10年後の日本球界はバラバラになってしまうかもしれないだろう。
「それは義務ではない、選択は自由なはず」
…なんて意見もあったけど、おいらには
「法律にふれなきゃ文句言われる筋合いはない」
と豪語するIT小僧とイメージが重ってみえちゃう。
「日本の野球はつまらない、やっぱMLBだよね」
なんて言ってる人は、そのほとんどが野球ファンじゃなくって、ただのニュースファン。野茂以前からMLBに注目していたアメスポマニアとはまた別の人種。そんなヤツらはメガホンを持ってでかけるおいらをあきれ顔で見てるけど、日本の球界が消えたら応援すべき日本人メジャーリーガーなんていなくなっちゃうんだよ。
そうしたらみんな直で挑戦するようになるだろうなんて信じてるんだったら大間違い。そんな問屋直売みたいにいくかっつーの。
スポーツ界のヒエラルキーなんて生態系みたいなものでピラミッドの一角がくずれたら全体もどどっと逝く。レベルは恐ろしくさがるってもんだ。
野球全体が完全にMLBの植民地化されれば別だけどね。
国って例えば税金という会費を払いあってる互助会のようなもの。それがちよっと大きめなだけ。日本語で会話できるも日本にいるおかげ。別にそれがアメリカで英語でもいいんだけど、おいらも松井もイチローも荒川静香も中田ヒデもたまたま日本に生まれて日本の人たちに世話なっただけ。
別にそうしろなんて法律はないけど年賀状は出すし、たまにはお中元だって贈ったりもする。
ときにめんどくさい場合もあるけどある程度の“線引き”ってのは人間には必要なことだ。その「引いた線」に意味をもたせるのは人間自身だ。
今回のことでいえばWBCという「引いた線」に意味をもたせるのは、まず参加することだ。意味のない線は消してもいいだろうけど、線を引くのも消すのも一人でやることぢゃないし、できることでもない。
それを全体主義と呼ぶ人は一人で生きていけばいい。
イチロー曰く
「こういったらなんだけどシーズンのことなんて考えてない。もしケガをしたらボクがそこまでの選手だったことですよ」
そう、アスリートにとって代表試合もセット。家に帰るまでが遠足なのだ。五輪とちがってMLBが企画したからこそ、なんとかシーズンにかからないようにデザインされているんだから。
考えてみなよ、イチローの200本安打の連続記録とくらべたら松井の今シーズンなんて…。いや、もしあえて較べるんだったら…ってことだよ。
今回、負けたら松井にまた非難が集中するのかなんて懸念してる人もいるらしいけど、松井の不参加に関しては勝ち負けよりも不参加そのものが一番の問題なのだと思う。つまり日本のファンにとってのWBCの大会としての格が下がったことと、全日本チームの迫力が半減したこと。
「プロである以上は契約した球団を優先するのが当然」なんて受け売りコピペがあちこちで増殖してるみたいだけど、その球団を束ねるMLBが企画してんだからさ。
休眠前にあわてて書いたエントリーにしちゃあ、また反論コメントが殺到しそうなめんどくさいネタをぶちまけちまったな。
そんなわけなんでコメントいただいても、返事はビックリするくらい遅くなることがありますのでご了承のほどを。
また、「大反省文」は書くとしたら15日以降…
ひょっとしたらそれは書かないかもしれないので言っておこう。
ご愛読ありがとうございました。しばしのおやすみです。
で、そのテレビはTBSの「WBCスペシャル誰も知らない素顔のイチロー」という番組。実は“ながら族”でテレビはただつけていただけだったので“某落ち目のお笑い番組”がつけっぱなしなっていた。
手を休めたついでにザッピングしたらイチローと佐々木主浩が対談をしていた。ガーン!もっと早く気付けばよかった!
ここで参考までに言っておくと、おいらは日本にいるときのイチローはけっこう嫌いで、佐々木はいまだに嫌い。でもイチローの場合はもう黙るしかないくらいの数字を叩きだしているので少しばかりのナショナリズムと過度な野球バカぶりもあいまって、こっちも降参してしまったって感じ。
あとでその名前が出てくるのでついでに言っておくと、逆に松井秀喜は日本にいるときからけっこう好きだった。
かなり重傷のアンチ巨人でツバメファンなのでホームランを打たれたときは腹立たしかったが、インタビューなどを見ていると彼の受け答えには好感が持てた。
さらについでに言うと野球に関係ある番組は大抵見る。アンチ巨人だけどそれがジャイアンツ特集とかでも見るし、たとえ(巨人を含む)他の球団のビールかけの中継とかでも見る。
ケーブルテレビとかひいてないので仕方ないからスワローズ戦以外の巨人戦でもとりあえずつけとく。佐々木が嫌いでも、ヤツのする経験談とかは聞いてみたいのでやっぱり見る。にっくき巨人のヘンクツな仁志がNANDAに出てても見る。それはアンチ巨人ぢゃねーだろって思うかもしれないが、間違いなくアンチだ…ってハナシが脱線してしまった。
そんな野球バカが書いている記事だということをふまえてもらいつつ話を続けよう。
結局、その番組は最後の5分くらいしか見れなかったのだが、イチローくんの貴重なお言葉を聞けたのでよかったと思った。感動するには充分すぎた。
それは彼のWBCに対する思いだ。
曰く
「WBCに出たくないなんていっている他の日本人選手が全く理解できない」
曰く
「日本球界が低迷していて、何かしなきゃいけないとみんなで言っているに」
イチローはてっきり「人は人、自分は自分ですから」…っていうのかと思ったてただけに余計に感動した。
なんか前に書いた記事にいただいたコメントにも“徴兵制”なんて言葉が使われていたりしたけど、「日の丸」とか「国のため」という言葉を短絡的に軍国主義・全体主義と結びつけて毛嫌いする人がいるけど、それはいささか想像力に欠けると思う。
国への帰属意識や国境というものを全面的に否定するのならオリンピックなんかもやめたほうがいいんだろうか。だいたい、当のアスリート自身が
「日の丸を背負って戦う」とか
「日の丸は重いですから」とか発言しているんだから。
日の丸、君が代否定派はその選手たちに
「おいおい、キミタチ、そんなゆがんだモチベーションのために戦うんだったらスポーツやめちめえよ」っていうんだろうか。
それってなんだか
「あの商品は●●差別だから発売禁止にせよ」
…と当人であるはずの被差別者の全く関知しえないところで叫んでいるPCなおっちゃんみたいだ。
サッカーのW杯とWBCは別物だからと断じる人たちに言いたいのは、どんな大会だって最初っから権威があったわけぢゃないってこと。
おいらみたいなドシロウトの言葉で不満ならイチローの言葉をそのままおくろう
曰く
「WBCは最高の舞台となる可能性がある」と
前も言ったけど、不参加な選手が増えるほど大会の格は下がる。
WBCはMLBがつくった胡散臭いものだからなどと通ぶった松井への援護射撃的な意見もあるけど、その胡散臭い組織の傘下でのプレーに専念するってのもなんだかなぁ。
プロ野球の選手会だって最初は懐疑的だっのを結局悩みに悩んで参加することにしたんぢゃないか。
コトの始まりに多少の疑問を感じながらも、それをキッカケとして利用して大きく育てていくチャンスなのだと判断して、その可能性にかけたんだと思う。
だいたい“生まれ”に絶対的な意義を求めるんだったら軍事目的で生まれたGPSやインターネットも一生使わないでくれっつーの。
ここでどうしても「日の丸」が全体主義としか結びつかない人たちのためにもうひとつ。
帰属意識ってのはたとえば、母校の野球部にバッティングマシンをプレゼントするようなこと。松井秀喜はかつて自分が世話になった選手会の決定を、自分の育ての親であるプロ野球そのもりを見殺しにするのだろうか?ってこと。
実際、上原をはじめ何人かの選手はカメラの前で松井秀喜や井口の不参加に不満をもらしていた。
これって松井はファンにはもちろん、関係者にすら今回の不参加に対する納得のいく説明をしていないってことだ。
前の記事のコメントでも書いたけど、日本のプロ野球選手のシーズンよりも松井秀喜のシーズンのほうが貴重だなんてことはいえないはず。球界を盛り上げるって意味で論じるならむしろ日本人選手のシーズンのほうが貴重だとさえいえる。
松井秀喜のヤンキースがワールドシリーズを制覇したとしたってニュースにはなるだろうが、日本の野球を盛り上げる要素という意味ではたいしたことはないだろう。それは昨年の覇者ホワイトソックスの井口の活躍による効果を考えたらわかることだ。
昨シーズンの千葉ロッテの快進撃は来年のパ・リーグや交流戦の盛り上がりに影響を与えるだろうが、松井はたとえ50本ホームランを打っても日本球界の盛り上がりにはほとんど関係のないハナシだ。
むしろ偏った個人主義が野球少年たちに浸透して10年後の日本球界はバラバラになってしまうかもしれないだろう。
「それは義務ではない、選択は自由なはず」
…なんて意見もあったけど、おいらには
「法律にふれなきゃ文句言われる筋合いはない」
と豪語するIT小僧とイメージが重ってみえちゃう。
「日本の野球はつまらない、やっぱMLBだよね」
なんて言ってる人は、そのほとんどが野球ファンじゃなくって、ただのニュースファン。野茂以前からMLBに注目していたアメスポマニアとはまた別の人種。そんなヤツらはメガホンを持ってでかけるおいらをあきれ顔で見てるけど、日本の球界が消えたら応援すべき日本人メジャーリーガーなんていなくなっちゃうんだよ。
そうしたらみんな直で挑戦するようになるだろうなんて信じてるんだったら大間違い。そんな問屋直売みたいにいくかっつーの。
スポーツ界のヒエラルキーなんて生態系みたいなものでピラミッドの一角がくずれたら全体もどどっと逝く。レベルは恐ろしくさがるってもんだ。
野球全体が完全にMLBの植民地化されれば別だけどね。
国って例えば税金という会費を払いあってる互助会のようなもの。それがちよっと大きめなだけ。日本語で会話できるも日本にいるおかげ。別にそれがアメリカで英語でもいいんだけど、おいらも松井もイチローも荒川静香も中田ヒデもたまたま日本に生まれて日本の人たちに世話なっただけ。
別にそうしろなんて法律はないけど年賀状は出すし、たまにはお中元だって贈ったりもする。
ときにめんどくさい場合もあるけどある程度の“線引き”ってのは人間には必要なことだ。その「引いた線」に意味をもたせるのは人間自身だ。
今回のことでいえばWBCという「引いた線」に意味をもたせるのは、まず参加することだ。意味のない線は消してもいいだろうけど、線を引くのも消すのも一人でやることぢゃないし、できることでもない。
それを全体主義と呼ぶ人は一人で生きていけばいい。
イチロー曰く
「こういったらなんだけどシーズンのことなんて考えてない。もしケガをしたらボクがそこまでの選手だったことですよ」
そう、アスリートにとって代表試合もセット。家に帰るまでが遠足なのだ。五輪とちがってMLBが企画したからこそ、なんとかシーズンにかからないようにデザインされているんだから。
考えてみなよ、イチローの200本安打の連続記録とくらべたら松井の今シーズンなんて…。いや、もしあえて較べるんだったら…ってことだよ。
今回、負けたら松井にまた非難が集中するのかなんて懸念してる人もいるらしいけど、松井の不参加に関しては勝ち負けよりも不参加そのものが一番の問題なのだと思う。つまり日本のファンにとってのWBCの大会としての格が下がったことと、全日本チームの迫力が半減したこと。
「プロである以上は契約した球団を優先するのが当然」なんて受け売りコピペがあちこちで増殖してるみたいだけど、その球団を束ねるMLBが企画してんだからさ。
休眠前にあわてて書いたエントリーにしちゃあ、また反論コメントが殺到しそうなめんどくさいネタをぶちまけちまったな。
そんなわけなんでコメントいただいても、返事はビックリするくらい遅くなることがありますのでご了承のほどを。
また、「大反省文」は書くとしたら15日以降…
ひょっとしたらそれは書かないかもしれないので言っておこう。
ご愛読ありがとうございました。しばしのおやすみです。
彼の方が年下ですが同じ男として尊敬できる人であり目標なんです^^
そして私としてはなにより松井選手本人の口から今回の選択に至った理由付けを聞きたかったのです。
日本の野球はルールブックから訳し間違えだらけ
背中のローマ字は文法間違いだらけですよ。
日本で野球が独自の発展を遂げたのは事実ですが
USAが本場なのにかわりはないでしょうに。
僕は野球ってUSAの相撲みたいなものだと思っています。
NYYが嫌いなので松井君が凡退すると拳を握り締めて
喜んでおりましたが、彼と僕とをつなぐ細い絆も
今回の件でぷっつり切れてしまった気がします。
逆にイチロー選手に対しては、すっかり魅了されてしまいました。
単純に燃えていていいですよね。スターはせこくちゃ駄目。
誤解なきように。
疑問視されているのはあくまで“大リーグ機構”の世界戦略などについてですよ。
五輪には非協力的だったのに、なんで大リーグ主導でこういったかたちで世界大会をやるのかということに日本の選手会も当初は疑問をもったわけです。つまり本当に野球をグローバルに広めたいと思っているのか…という。実は商品としてのMLBを輸出したいだけなんぢゃないか…とか。
他のスポーツだったら、世界大会を運営する場合は例えばサッカーだったらFIFAのような協会を設立するのがフツーですから。
ましてや春期トレーニングという大事な調整時期のルーチーンを崩してまで参加する価値が果たしてあるのかどうか?…という。
それでも日本の選手会は、これは出処がどうあれ、これはきっと野球界を盛り上げるチャンスには成りうるとふんで賭けたわけです。
だから、WBCは世界大会としての価値は無しとして今回の松井の選択を擁護してる人たちも別にMLBの試合を胡散臭いなんていってるわけぢゃないですよ。むしろ日本代表のユニフォームを着てる松井よりピンストライプの松井を見たいってんだから大リーグ至上主義ぢゃないですかね。
ローマ字は別にどうでもいいんぢゃないすかね(笑)ローマ字ってのはあくまで日本語ですから。日本の選手を紹介した英文記事は詳しいやつだとたいていKah-zoo-hee-sah E-sheeみたいに英語で発音ガイドがつきます。つまりローマ字はどうせアメリカ人は読めないんですよ。なにしろハイデッキ・マツイですから(笑)。
スターはせこくちゃ駄目。
ってのはたしかにそうですね。
スターにはいつでも“高み”にいてほしいものです。
その最高峰の集合体が全日本だと思っていたのでそれを否定したかのような松井の判断にはがっかりしたってわけです。