偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

●iPhoneが再認識させてくれたこと

2007年02月05日 19時02分35秒 | ◎ツッコミ思案1
 Macworld Expoで発表されたiphoneに関する記事を雑誌でパラパラと読み漁っていたらこれが面白かった。
何が?って書いてあることがバラバラなのだ。

 同じ1冊の中でも特集記事のほうでは、現時点ではできないiTunes storeでの曲や動画のダウンロード購入も否定されたわけではないのでそのうちできるかもしれないと匂わせる論調だったのに、コラムのほうでは「パソコン本体を母艦として必要とさせるための戦略だろう」とあっさり否定してたりする。

 「日本上陸があるか?」という論点に関しては、日本人は3Gという高速インフラに慣れてしまっているのでiPhoneには満足できないだろうという記事があったかと思えば、iphoneもそのうち3Gに対応するかもしれないという楽観的な記事も。
 
またドコモやauの端末は音楽ダウンロードサービスという点でiPodと競合しているものなので導入するわけもなく、もしあるとしたらソフトバンクだという憶測。
 これはソフトバンクがiPodのバンドル販売をしていたというのと孫氏がジョブズと話をしていたの見かけたというのがその根拠らしい(笑)。
 そりゃジョブズもいろんな人と話すっつーの(笑)
 まぁ、でも奇策好きな孫氏ならありそうなハナシだとは思ったけどね。

 で、結局何を思ったかっていうと、やっぱり印刷媒体というのは必要だなと再認識した。

 雑誌はユーザーに届くタイミング自体は遅いけど今回みたいなExpoネタの場合は締め切りもそーとーシビアだろうからカンニングしてるヒマもないのでこうした個性溢れる記事が並ぶんぢゃねーかな。

 「日本上陸があるか?」といった論点に関してはいくら豊富な英語サイトを見たところでわからないしね(←ネットにはそれらの翻訳記事や無断パクり記事が溢れてた)。
 まぁ、今回見たような記事の執筆陣は発表の場がネットだったとしてもまともなものを書くのだろうが、ユーザーの視点からいえばそれらのまともな記事が大量のくだらないコピペ記事に埋もれてしまう危険性もある。

 ユーザーが常に正しい取捨選択をできればいいけど、やっぱり内容に対しての責任を問いやすい新聞・雑誌は不滅だと思った。
 それに同じ執筆者でもネットに書くとき雑誌や新聞に書くときでは微妙にスタンスがかわってくるとも思うのだ。
 たとえばさっき紹介したようなスリリングなバラつきは一人一人の情報が限られた状況だからこそ生まれた結果ではないだろうか?
 情報共有というのは有力なツールではあるけど意見や考えが似通ってしまう危険性もはらんでいる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ●ベアーズはなぜ負けたのか? | トップ | ●『天国は待ってくれる』って... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

◎ツッコミ思案1」カテゴリの最新記事