ハリウッド映画で描かれているアメリカがほんとうのアメリカを映し出しているとは限らない。
昨日は「フォレストガンプ」に登場したアップル社の名前のことを取り上げたが、ハリウッド映画に登場するパソコンはこのアップル社のMacintosh(以下マック)であることが実に多い。
「ザ・インターネット」では登場人物はみんなマックだったし、「インディペンデンスデイ」で宇宙人をやっつけるのもマックのノート型であるPower Bookだった。
Power Bookは「ミッションインポッシブル」にも登場していたし、最近では「24」でもマックは大活躍だった。特に「24」ではマックの存在自体が“謎解き遊び”のメッセージの役割を果たしていた。(←一度見た人はもう一度パソコンの銘柄に注意して見返してみよう)
で、何が言いたいのかというと
「んなアホな、マックがそんなにシェアあるわけないじゃん」ってことである。
アメリカだから日本よりは多いのかな…なんて見てたらおおまちがい。多分、Windowsマシンに対するマックのシェアは日本より遙かに低いはずだ。
さて
マックのシェアが日本のほうが多いというのには理由がある。それは日本人がデザインにこだわるオシャレさんが多いから…なんて理由じゃない。
いきなりキーワードを言ってしまうと「漢字」だ。
何?Windowsだって日本語版あるでしょ?って、いや、そもそも日本で(…というか本国でも)マックを広く使うようになったのはミュージシャン、デザイナーたちの世界だ。
それは音楽用やグラフィックの分野で優秀なソフトがマック用だったからだ。そうしてDTPというものが生まれ印刷物はパソコンで作られるようになる。いわゆるギョーカイ御用達のスタンダードだったわけだ。
ところが、ソフト会社もWindows用も作ったほうが儲かるんじゃないの?と当然のことを考えるようになる。そうするとあっというまに音楽市場やデザイナーも安価なハードウェアなどでコスト的にアドヴァンテージのあるWindowsに流れていく。
ところがどっこい、日本の印刷業界の場合はおいそれとWindowsに移行できないのだ。
それが「漢字」の問題だ。英語のフォントなんてアクサンだのウムラウトだのいれても1書体あたりたかだか100弱だ。ところが漢字は2000~4000と莫大なのだ。
最終的に印刷の版をつくる機械用のフォントというのはバカ高い。一書体10万円以上もかかるのだ。普通は書体というのは「ボールド」だの「ミディアム」だの5種類くらいのウエイトがあるので、それだけで×5ということになってしまうのだ。
すでに莫大な投資をしてしまっている上に、そもそも日本語のフォントというのは製作に2~3年かかるといわれているので、Windowsに移行したくってもフォントが間に合ってなけりゃいきようがないって話なのだ。
さて、そんな日本の市場を知ってか知らないでか、アップルはOS Xを発表した。OS XというのはいままでのOSと完全に構造が違うので、もしOS Xしかなくなってしまったらギョーカイ筋も数百万円単位のフォントをすべて買い換えなければならないのだ。アップルのほうはすぐに新しい環境が普及すると楽観していたらしいが、結局、日本のみ古いOSが動くマシンの継続販売を余儀なくされたのだった。
その継続販売も先頃、終了したのだが、どうなることやら。印刷会社はまたもや中古市場をかけずり回るかもしれない。
それにしてもアップルってつぶれそうで(買収も含め)つぶれない。i macとか、昨年のi podとかヒット作がたまにあるからなぁ。
i podのヒットといえばマイクロソフトでは社員がみんなi podを持っていることに、上層部は危機感を感じているそうな。
さて今日の一曲はi macのCMでも使われた「SHE'S A RAINBOW」でどうだ!
昨日は「フォレストガンプ」に登場したアップル社の名前のことを取り上げたが、ハリウッド映画に登場するパソコンはこのアップル社のMacintosh(以下マック)であることが実に多い。
「ザ・インターネット」では登場人物はみんなマックだったし、「インディペンデンスデイ」で宇宙人をやっつけるのもマックのノート型であるPower Bookだった。
Power Bookは「ミッションインポッシブル」にも登場していたし、最近では「24」でもマックは大活躍だった。特に「24」ではマックの存在自体が“謎解き遊び”のメッセージの役割を果たしていた。(←一度見た人はもう一度パソコンの銘柄に注意して見返してみよう)
で、何が言いたいのかというと
「んなアホな、マックがそんなにシェアあるわけないじゃん」ってことである。
アメリカだから日本よりは多いのかな…なんて見てたらおおまちがい。多分、Windowsマシンに対するマックのシェアは日本より遙かに低いはずだ。
さて
マックのシェアが日本のほうが多いというのには理由がある。それは日本人がデザインにこだわるオシャレさんが多いから…なんて理由じゃない。
いきなりキーワードを言ってしまうと「漢字」だ。
何?Windowsだって日本語版あるでしょ?って、いや、そもそも日本で(…というか本国でも)マックを広く使うようになったのはミュージシャン、デザイナーたちの世界だ。
それは音楽用やグラフィックの分野で優秀なソフトがマック用だったからだ。そうしてDTPというものが生まれ印刷物はパソコンで作られるようになる。いわゆるギョーカイ御用達のスタンダードだったわけだ。
ところが、ソフト会社もWindows用も作ったほうが儲かるんじゃないの?と当然のことを考えるようになる。そうするとあっというまに音楽市場やデザイナーも安価なハードウェアなどでコスト的にアドヴァンテージのあるWindowsに流れていく。
ところがどっこい、日本の印刷業界の場合はおいそれとWindowsに移行できないのだ。
それが「漢字」の問題だ。英語のフォントなんてアクサンだのウムラウトだのいれても1書体あたりたかだか100弱だ。ところが漢字は2000~4000と莫大なのだ。
最終的に印刷の版をつくる機械用のフォントというのはバカ高い。一書体10万円以上もかかるのだ。普通は書体というのは「ボールド」だの「ミディアム」だの5種類くらいのウエイトがあるので、それだけで×5ということになってしまうのだ。
すでに莫大な投資をしてしまっている上に、そもそも日本語のフォントというのは製作に2~3年かかるといわれているので、Windowsに移行したくってもフォントが間に合ってなけりゃいきようがないって話なのだ。
さて、そんな日本の市場を知ってか知らないでか、アップルはOS Xを発表した。OS XというのはいままでのOSと完全に構造が違うので、もしOS Xしかなくなってしまったらギョーカイ筋も数百万円単位のフォントをすべて買い換えなければならないのだ。アップルのほうはすぐに新しい環境が普及すると楽観していたらしいが、結局、日本のみ古いOSが動くマシンの継続販売を余儀なくされたのだった。
その継続販売も先頃、終了したのだが、どうなることやら。印刷会社はまたもや中古市場をかけずり回るかもしれない。
それにしてもアップルってつぶれそうで(買収も含め)つぶれない。i macとか、昨年のi podとかヒット作がたまにあるからなぁ。
i podのヒットといえばマイクロソフトでは社員がみんなi podを持っていることに、上層部は危機感を感じているそうな。
さて今日の一曲はi macのCMでも使われた「SHE'S A RAINBOW」でどうだ!
本当に、何だかごめんなさい。
でも、とっても嬉しかったです☆♪
あの、本当に思いついた時で構いませんので(^^ゞ。
何か、ずっと拘束しているみたいなのも、とっても気が引けますので(^_^;)。
それにしても、文に落ち着き、ゆるぎない力強さが出てきました。
とっても落ち着いて読めます☆すごい!
その、最後の「上層部が危機感を・・・」ってどういう事なんでしょう?
素人には分かりませぬ~(^_^;)。
あまりにも「出来すぎ」って事なのかな?
もともとそういうのは嫌いぢゃないんで。
褒めていただけるのは嬉しいですけど、こちらとしては気をぬいちゃいけませんな。
こっちが進歩してるんじゃなくって、単にmayu7さんのほうが順応してくれた…ってこともありますから…。
え~と、「危機感」のことですね
それは同業他社の製品を使ってるからですよ。マイクロソフト社はハードは作ってませんが同社のソフトウェアは、リオ・オーディオ社、ソニーなんかが製造している競合音楽プレーヤーに使用されているんですよ。
実際、私の後輩も某有名電気メーカーにいるんだけどi pod持ってますよ。「おまへ●●の社員だったら■■使わないのかよ?」って問いただしたら「■■?使ったことないすね」だって。(伏せ字が多すぎてわかんねー)
あ、マイクロソフトの社員でしたね。
しかも私の質問文、どういう事なんでしょう「か」が抜けていたかも・・・。
本当にこんな基本的なところでお手数おかけしました。
・・・でも、私としては、そんなオープンな会社の方が、「健全」な気がします・・・。個人的に(^_^;)。
「順応」・・・は双方の順応があって成り立つところもありますので、本当に、私も感謝しています。
どうもありがとうございます(^o^)丿。