小道具などを紹介するコーナーかと思いきや、番組中に登場したインテリアが買えるというディノスのショッピングサイトだった。
でもインテリアというだけあって家具とかゴッツイものばかり。 初回で田中一郎(寺島 進)くんが着てたエディ・オデッセイ(Eddie Odyssey)のヤンキーテーストな上下とか、今週、夏世(釈 由美子)が料理のとき使ってたPYREXのメジャーカップとかでもあつかったほうがよっぽど売れそうなのにな。
と、このサイトのトップを見てふと思った。これはドラマのオープニング映像のスチル版といったところなのだろうが、ピエール瀧…ぢゃなかった(笑)、ピエールとジル(Pierre et Gilles)の作風をパクったな?…と。
もっとピンポイントで言えば彼らがつい最近手がけたマリー・ジランをフィーチャーしたピアジェの広告図案にそっくり。これは最近、新聞などにもさんざん掲載されたから目にした人も多いことだろう(↓念のため下に掲載)。
でもこうも思った。
これってパクりではなくパロディ?もしくはオマージュ?
ピエールとジルはゲイのユニット。男だけの“花園”でピエールとジルを連想したという流れは想像できなくもないし洒落がきいているともいえる。
いや、もしピエール&ジルの作風が定番の域にまで達していとしたら、それはパロディやオマージュですらなく単なる表現のひとつを使ったにすぎないといえるかもしれない。松田聖子の「ハートをロック」はモータウン風なリズムを使ってみましたよ…みたいな。
ピエールとジルは結成して30年、今のような作風になってからもはや20年はたってるだろうからそろそろ定番に上り詰めたかもしれない。
考えてみると所幸則なんてのもピエールとジルの和製って感じだ。そういうと二番煎じ的ともいえるけど、彼らのゲイアートを両性愛版に置き換えさらにライトにしたという、いわば隙間需要をねらった、よくいえば補完したということもできるかもしれない。
パクりの境界線というのは難しい。
タランティーノもよくオマージュだと言ってるけど“オマージュ”って言ったもん勝ちかよ(笑)…みたいな印象もある。一番公平なのはもし映画なりがヒットしたあかつきには作者自身が監修して元ネタガイドブックを出すことだ。利益は再分配されなくとも人気の再分配はされるかもしれない。人知れずリスペクトしてるだけぢゃあね…(笑)
さて、このヒミツの花園の画像の制作者はきっと「パロディ」だと言うのだろう。
そんな最近バリバリに露出してる広告なんだから、“あえて”に決まってるぢゃん…と
うーん、やっぱ言ったもん勝ちって感じがする…。
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