ウクライナマリウポリのアゾフスタリ製鉄所に立てこもっていたウクライナ兵
のうち負傷した50名以上が製鉄所から出てバスに乗り、病院に運ばれたとい
うニュースを聞き一安心したのですが、彼らの安否が非常に心配です。
なぜなら搬送された場所は、親ロシア派が支配する地域にある病院であり、
搬送するバスにはロシア軍の『Z』の文字がくっきりと描かれていたのです。
製鉄所から先に救出された一般市民は、赤十字のバスで運ばれたあと選別収容
所でかなり厳しい取り調べを受け、軍関係者ではないか?アソフ連隊ではない
か?反ロシアではないか?と調べられたということですから、今回はウクライ
ナ兵、アゾフ連隊の兵隊そのものですから、彼らの安否が非常に心配です。負
傷した兵隊といえども、ロシア軍や親ロシア派武装組織のもとでどんな扱いを
されるのかまったく不明です。プーチン大統領はアゾフ連隊をネオナチと呼び
ウクライナ侵攻の目的のひとつはウクライナの非ナチ化でしたから今後のこと
が非常に気がかりです。
捕虜の虐待は絶対にあってはいけないことですから、ロシアはしっかり国際条
約を守り、捕虜として人間としての扱いをしていただきたいと思っています。
現在のウクライナ情勢は非常に緊迫しており、ウクライナ軍が欧米からの潤沢
な兵器の搬入によりロシア軍を押し戻し、反転攻勢を強めています。
血で血を洗う戦いは早急にやめて、どこかの地点で講和するしか方法がないの
ではないでしょうか?
ロシアから一方的に侵攻されたウクライナは国境線までロシア軍を押し戻すし
か方法がなく、それ以上にロシア国内に攻め入って攻撃することは世界の世論
からも支持されないと思われるからです。
これ以上一人の血も流さないように早急な講和を求めます。