今日は8月15日です。
昭和20年8月15日に日本は連合国から提案のあったポツダム宣言を受諾
し、無条件降伏をし、長きに渡った太平洋戦争は終結したのでした。
欧米は第二次世界大戦という言葉を使いますが、日本が闘ったのはアジアであ
りヨーロッパの戦争とは区別する意味で太平洋戦争という言葉を使いたいと思
います。
日本が江戸時代から明治時代へと革命的な変革を経て、世界の列強国になるた
めに富国強兵・殖産興業という大テーマを掲げ、軍備増強・経済発展に心血を
注いだ結果列強の国々と並ぶぐらいの強国になったのです。
しかし、その後軍部の独走が始まり、アジアに対する進出・侵略が顕著となり
欧米と衝突し太平洋戦争が始まり、国力・軍事力で大きく差をつけられている
にもかかわらず短期決戦ののち講話をし、終結というシナリオのもとに戦いま
した。総力戦で戦えば大きく国力が違うアメリカと長期戦となればとてもかな
わないと分かっていましたが、ミッドウェイ海戦で主力空母を失った日本は徐
徐に劣勢となり、日本本土が攻撃されるに至り、昭和20年8月15日に玉音
放送が流れ、日本は全面降伏し太平洋戦争は終結したのでした。
よく『たら、れば』という言葉を使いますが、もし日本が戦争に勝っていたら
とか、もし日本が真珠湾攻撃をせずアメリカとの戦争がなかったらとか今でも
いろんな説が語られることがあります。
過去は変えることができませんから、歴史を『たら・れば』で語ることには賛
否がありますが、ひとつの戦史から見る多様性を研究することは必要なことな
のかも知れません。
今の日本は戦争で負けて、軍国主義から民主主義へと大きく変遷し、今の平和
が保たれています。
戦後の日本は一度も直接的に戦争に巻き込まれ、日本本土が戦場になることは
ありませんでした。
戦争に対する反省から涙ぐましい努力の末に今の平和な日本があること、大変
な時代に日本の進路を導いた方々にこころから敬意を表します。
この平和がいつまで保つことができるのか、それは私達日本人すべての総意に
よって進路が決められます。
政治には興味がないなどと言わず、国民すべてが政治・平和を意識し、戦争の
ない日本を未来永劫に続けていくことを今日8月15日の今日、こころに誓い
合う日にしようではありませんか!!
人間魚雷『回天』です。この特攻兵器によって多くの若者が戦場に散って
いきました。