今年も京成バスのお祭りに行ってきました。
バスのイベントに鉄道で行くような不届きな振舞いをしたくないので、事前の京成バスのアクセス案内通り、
京成幕張本郷駅から幕01 ZOZOマリンスタジアム行きで会場へ向かうことにしましょう。
免許センターを通過。
二種免許は試験場でしか取得できなかったウン十年前、わたくしはここに通って大型二種免許を取得しました。6回か7回受験しての合格。嬉しかったなぁ。
しかしながらハンドルを握ることすらほとんどなくなった今なお免許更新のたんびに深視力検査を受けなければならないのです。
色鮮やかな新型の日野ブルーリボン ハイブリッドです。京成バスご指定の「幕張メッセ東口」で降りると秋らしいじつに綺麗な青空が出迎えてくれます。
よいお天気なのに残念ながら今年は屋内での開催です。
去年までは屋外でうす暗い曇天の中行われたのですが今年は今年でいささか残念にも思われます。
屋内でしかも子供もいますからバスのエンジンをかけることはできません。
今年も出てきたシャトルセブン。
東京駅~成田空港線のエアロエース。
寅さんやら両さんやらキャプテン翼やら葛飾区にはいろいろ有名キャラクターがいますが、今度はリカちゃん。
フランス人とのハーフのリカちゃんから葛飾区を想起するのは難しいのですがタカラが葛飾区の会社であることからのコラボだそうです。
もう一台、色味の違う仕様の車両を新小岩あたりで見たことがあります。
遺憾ながら未だ乗ったことがありませんがリカちゃんが車内アナウンスをするのだそうです。
小汚いバスオタが乗るには勇気が要ります。
なにせバス停がリカちゃんなんですから。
京成バス10周年記念のときにも登場した市川東高校美術部さんイラストのペイントバス。
5年の歳月を経て今年も素晴らしいデザインです。
導入当時不評ですぐ塗装変更されたといういわくつきのちばシティバス初代塗装だそうです。
先のリカちゃんバスが当たり前のように公道を駆けずり回る時代となった今では自然なカラーリングのように見えますが、
物心ついたバスと言えば青い東武バスしか見かけることができない土地で育ったわたくしの目にはどっかの女子校の送迎用特定バスのようにも見えます。
ちばシティバスの迷に×がついてる名車たち。
平成6年式 日野U-RJ 7001号車がくだんの初代塗装車ですね。
これは懐かしい。
平成の極初期頃、仲間といっしょに筑波山登りに行った時、関鉄とか京成系のこのカラーのバスがごろごろしてました。
車内掲示の路線図。
時代にそぐわなくなりつつありますが紙の路線図はじつに良いものです。
消費税が5%から8%になったときの運賃対照表。
今度は8%から10%になりますからこの表も貴重です。
同じ千葉でも今度はシティではなく千葉内陸バス。
トミーテックコラボの日野ブルーリボンハイブリッド・・の後ろ姿。
千葉内陸バスのこの人、売り込みに大変熱心で一人一人に「今度11/3、千代田団地でイベントやっから、絶対来て―! でジャンジャン写真撮って!もう何でもいいからっ」と
熱いご挨拶をいただきました。恐縮です。
この「懐かしの方向幕回し実演」というのがどうにも心惹かれてなりません。
こんなもんやったってマニアしか喜びそうもありませんが個人的には素晴らしいと思います。
「車内に懐かしいの沢山あっからみてってよ」ともPRしてまして、お言葉に甘えてお邪魔しました。
「どうせ大したことあるまい」と高をくくっておりましたところ・・・・
これは古いわー!!!
日野REとかそこいらあたりでしょう。
わたくしの時代はバスというとこういうものばかりでしたけどね。
国旗が付いてなければ若い人が見たらもう日本のバスに見えないんじゃないかな。
廃品の物販コーナー。
「一人5分以内で5点までー」と購入制限がありましたが
わたくしの脳内年表では「つい最近」のものばかりで食指は動きませんでした。
「戸田建設工作所」がちょっと気になりました。
何も買わずに出ようとすると「LED表示をご希望のものにできますよー」と声をかけられ一覧表を見せられました。
「野 田」とか「流山広小路」があったらいいなと思いましたが、
新都心営業所の現行路線ばかりで地元の方には失礼ながら心にくるものはございませんでした。
屋外で安全訓練車に乗りました。
車内には解説のおじさんがいて、
モニターで視線やペダル操作を観察してチェックシートに記入して本社へ送付、
「何べん言ってもダメなら研修センター送りになります」とのこと。
京成バス名物だった市川営業所・ゴメンネ馬場さんもこれをクリアしたのでしょうか。
おじさん厳しいこと言ってますが「運転手募集してるよ」とシッカリ求人の声掛けもしてました。
安全訓練車を降りるとすぐ後ろが高速バス試乗の乗り場になっていて、
欧州の貴品高き香り漂う2階建てダブルデッカー「アストロメガ」が堂々入場してきました。
屋内に戻ってクイズコーナー。「やきそば屋さん太郎」とかなんだ?と思ったら、正解者へのプレゼントの駄菓子だそうです。
みなさまにいいことがありますように。
塗り絵コーナー。
JALをANAにしたりJRバス東海を東海バスオレンジシャトルに改変するような
不届きなちびっ子が見当たらないので安心しました。
バスのイベントのはずなのに毎回出てくる京成建設のショベルカーコーナー。
タクシーの輪投げコーナー。帝都あたごタクシーの行灯もあります。
「ご自由にどうぞ」と置かれていた読売新聞。
年に一度の大祭だというのに一面がダークな話題です。
ステージで千葉商業高校の皆さまの吹奏楽が始まりました。
吹奏楽と題するわりにはなぜか歌い手さんもおりまして、
松田聖子の青いサンゴ礁などをデュエットしてました。
路線バスに乗ると車掌がいた時代をリアルに知る年寄りの心の琴線に触れる往年の大ヒット曲です。
千葉ロッテマリーンズのリーンちゃんが綺麗どころと一緒にやってきて子供たちが
集まってきました。
千葉ロッテのチアグループ「M☆Splash」のステージパフォーマンスもあったのですが、連接バス・シターロの洗車機体験に乗車していてすっかり見逃してしまいました。
では幕張の京成バスの皆々様、来年またお会いしましょう。
タクシーネタを1つ
昔、お花茶屋にあった『京成タクシー』が
日の丸自動車(目黒の自教と同じグループ)に買収され
“日の丸カラー”だったのですけども
時は流れ
日の丸自動車が京成グループである帝都自動車交通に買収後
“帝都葛飾交通”へ商号変更しある意味先祖返りしたというものでしょうね
タクシードライバーの方の話を伺うと
帝都はかつて大日本帝国と呼ばれた業界勢力地図の一角を占めた大きい会社だったと思いますが、最近今ひとつ伸び悩んでいるとのこと。
柏にある西柏自動車教習所はかつては帝都柏教習所と名乗っていて教習車に帝ロゴが付いていたように記憶しております。
愛宕駅の帝都あたごタクシーは祖母の時代からあります。高架化工事でなくなったでしょうが駅構内の狭苦しい所に朝日タクシーが一台だけ停まっていたものですが、帝都を使った記憶のほうが多いです。
京成沿線でも何でもない土地で京成の名が出てくるのは総武鉄道と京成海神の接続という歴史を彷彿とさせるもので非常に面白いものがあります。