今の自分を否定したく無いから
苦しかった事も思い出しながら書きます。
寄生虫との地獄の生活は続いた。
もうその頃の私と父親は普通の親子ではなくなっていた。
私は父親に敬語で話し、気に入らない事があると物や手が飛んできた。
5年生頃の夏休み、父親が寄生虫たちとの旅行を企画した。
海の近くの民宿。
私の立場で楽しい訳がない。
幸い小さな弟の事は父親は可愛がっていた。
人がいっぱいの海で、3人の寄生虫に私はまかれてしまい、似たような民宿を彷徨い、
夕食の時間に間に合わなくて、
ご飯を食べられなかった。
次の日海でくらげに刺されて、うでが真っ赤に腫れた。
痛がる私を無視する家族に、民宿の人は不思議がった。
その年の10月
ひいおばあちゃんが
私を一番可愛がってくれた
おっきばあちゃんが
亡くなった。
病院の付き添いの人の話では、
「ての、ての」とずっと私を心配してくれていたと言う。
おっきばあちゃん、
私は今幸せです。
安心してね