自分は行政書士として開業する準備を進めていた。
そして事務所の調査、入会金などを支払い、平成22年6月1日に無事開業した。
開業準備を進める傍ら、自分は宅地建物取引主任者(現在は取引士)の資格を取るべく
勉強をしていた。
個人開業とはいえ、父親の不動産事務所に居候させてもらう格好になるので、
やはり宅建の資格を持っていた方がいいと思ったからだ。
宅建は、学校ではなく独学で勉強した。
行政書士でも出題される民法は勉強してきていたので大丈夫たったが、宅建業法などの
独特な分野がありなかなか難しかった。
しかし自分はその年の10月の試験を受けて一発で合格した。
合格率は15パーセントくらいだったと思う。
そして翌年すぐに登録を済ませた。
数年前までは自分が自営業を営むなんて思ってもみなかった。
人生わからないものだとしみじみ思う。
しかし能力は別にして、自分の性格を考えると会社員は向いていないとも思う。
上下関係や複雑な人間関係は、昔から自分は苦手だ。
自営業とはいえ支部に所属するので同業者との関係はあるのだが、たまに行う
行事で一緒になるくらいで普段はあまり接触がないので気楽だ。
父親は反対したが自分は開業してよかったと思う。
しかし仕事に関しては不動産でも行政書士でも未だに収入が不安定だ。
これから何か考えていかなくてはならない。