最初の読み出しが記憶にあるので、たぶん目を通したことがあるのだろう。
林氏が一般向けに読みやすく書き下ろした本らしい。
2ヶ所印象に残ったところがある。
イメージ記憶が出やすい条件をつくる覚えかた。
1.人の話はできるだけ興味を持って、感動して聞くようにする。
2.覚える内容にも興味を持ち、好きになるようにする。
3.長時間の学習はできるだけ避け、時間を限定して集中して覚える。
4.覚える内容を、自分の得意なものと関連づける。
5.声に出して覚える。
6.覚える内容について、自分で独自に
考え、勉強する。
7.覚えたものは、その日のうちに一度、目を閉じて声に出してみる。
モジュレータ神経群(海馬回、扁桃核、尾状核、側坐核、視床下部、前頭連合野など)を鍛えるには、
1.性格を明るくして常に前向きの思考をする。
2.常にやる気をもって行動する。
3.何事も気持ちを込めておこなう(運動するときだけでは駄目です)
4.何に対しても勉強し、楽しむ気持ちを持つ。
5.感動と悔しさは生きているからこその宝物と考え、大切にする。
6.集中力を高める。
7.決断と実行を早くする。
さらに著者は、「記憶力をた高めて頭をよくするのも、運動神経をよくするのも、つまるところ心の機能を高めることで実現する」(同140頁)と述べており、「ふだんの行動パターンからこの七項目のレベルアップをこころがけ、人間性を高めることで運動神経がよくなり、運動の達人をめざすことも可能になる」と、この節を締め括っている。
これは、運動する人だけでなく、高齢者向けにそのまま当てはめても、ピッタリの納得いく内容ではないだろうか?
この本は新書判ですぐ読めてしまうのだが、久々、黄色のラインマーカーで印をつけながら読んだ。
普段なら、付箋はり程度なのだが、、、
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それにしても、平井コーチシリーズにはじまり、帯で北島選手の写真やコメント入りの本を読むことが多くなっている。意図的かもしれないが?
林氏の書籍は引き続き読む予定。DVDなども多数でている。