水泳に限らず、(人材育成、ビジネス研修、人間関係など)参考になるところが随所にある。
発行は少し前になるが、『見抜く力ー夢を叶えるコーチングー』平井伯昌著、幻冬舎新書、2008.11.30 を、この(『突破論』を読んだ)後に購入した。
今から丁度6年前に発刊されているから、書かれた内容はもっと前のことになる。
なので記録や事実・事象というより、平井氏自身の見方、考え方をもっと読んでみたいというのが動機である。
もちろん北島選手に関する書籍が頻繁に販売されていた頃は水泳も続けていた。その時はたぶんまだレディネスが十分ではなかったというか、機が熟していなかったのだろう。
今ならスーっと入ってくるというか、受け入れられそうだ。その理由のいくつかは心当たりがあるのだが、自分のことになるので、ここでは割愛する。
冒頭にも書いたが、今は『つながる心』をほぼ読了した。書物としてはややがっかり(私見)なものだったが、『突破論』を裏付けるものとしては納得いくものであり、おそらくインタビューをまとめてできた本ではないかと(推測)思われるが、『突破論』のお陰でスラスラと読み進めることができた。
オリンピックでメダルを獲るか獲らないかの違い、結果を残さないと、『税金の無駄遣い』とまで言われる辛さ、いろいろなプレッシャーと闘っている選手の素顔が浮き彫りにされていた。
メダル組が飛行機のビジネスクラス、帰国即記者会見送迎あり、それ以外はエコノミー、「お疲れさん』でその場解散という現実。
あのテニスの錦織選手のベスト8入りで、ランクによる待遇差は一般に知られることとなったが、それにしても、国の代表に選ばれ、海外を転戦する長旅では調整がかなり厳しくなるのだから、酷ではあるだろう。
まだまだ日本のスポーツ界は、ハングリー精神や根性論が根底にあるのかな?なんて思ってしまった。
悔しかったら這い上がってこい!みたいな?
選手というのは頑強で「それくらいなんだ!」とか?
国費を無駄遣いするな?
私ごとになって恐縮だけど、大阪→東京経由→ハワイに行った時のこと、もう東京での時間調整あたりから頭痛がしていたのだが、ハワイにつく頃は嘔吐が数回。
ついてからずっと観光どころではなく、何とか大王の公園では、もう悲惨な状態で、ウェルカムランチもパス。二度と一緒に来るか!まで言われ、丸一日は寝込んだ。
※それ以前から、旅行会社が直前に連絡してくる変更や乗り換えには妥協するな!断固拒否には気を付けていたんだけど?昔のことだから、、、時効だね。
ま、目的も何も全く違うけど?
あのヨーロッパに着くまでの長いフライト、考えただけでもぞっとする。
ましてその先にレースが待っているなんて、メンタルやフィジカル、どんだけ強くなきゃ務まらないんだ?想像を絶する。並大抵ではない。
ーーーーなーんてことを考えさせられた。
こりゃ世界マスターズなんて一生無理だ。
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