直通特急の臨時停車

模型製作・鉄道写真を主としたブログ

山陽Bトレ2 押し寄せる技術不足

2017年10月21日 | 鉄道模型(その他の製作・加工改造)

IPAで剥離が完了しました。古いものだったので、そこそこ剥離に時間を要しました。

先頭車を中間車に振り返るため乗務員扉を撤去し客室の窓を組み込みます。

種車の5000系は3つに連なった窓が仕切りのようなもので区切られていますが

3000系はこの区切りがないので・・

撤去します。5000系の側面に3000系のガラスを組み込み、なおかつ銀塗装なので丁寧に仕上げるという、神経質な作業が続きます。

頼まれ物 山陽Bトレ1 製作についてと3100系とは

2017年08月31日 | 鉄道模型(その他の製作・加工改造)
9月の写真でも出した山陽電車3100F
今では現存する3000形3050形3200形3100形などは総称して3000系と呼んでいますし当ブログでもそうしていますが、この製作記のみ(また他なにかあったら)各形式に分別して名前を呼びたいなと思います。

題名でもある3100系をこれから作るわけですが、そもそも3100系とは何かを簡単に説明。
いわゆる3100系と呼ばれるのは「3100-3101」で当初、別の3000系に増結して6連運転を行うため製造されました。
「3101」の車内妻面、姫路側に準備工事をしている何かの箱があります。写真はありませんが、現在も現存しています。

「3100-3101」が製造されるもの当面の増結運転の予定がありませんでした。
3018F「3018-3019-3619-3609」が4連で組成していましたが、のちに3号車を3550形「3555」に編成組み換え、余剰となったTc「3619」は3018Fの編成から外されることになりました。
3100系は増結運転を行うため製造されたものの、後に製造される5000系が登場(また5000系を6連に増備する際に足りない編成は別の3000系(6連で運用入りしたのは3074F3076F3078F 準備工事のみ行ったのは3060F3062F)で補ったため)したため実際には増結運転を行わず「3619」を3号車に繋いだ「3100-3101-3619」として運用入りすることになりました。

「3619」が鋼製車であったため「3100-3101」と塗装を合わせるためアルミ風の灰色塗装に塗り替えました。
近年「3101-3619」を繋ぐ電気連結器付き密着連結器でしたが棒連結器に振り返られ半永久編成となりました。

と、まぁ割とがっつり説明しましたが3100系の登場経緯はこんな感じです。

で、ここから模型化にあたり、またまた説明。

「3100-3101」は3050系ニューアルミカーと同様の車体を持つ車両です。
登場時から冷房を備えているので中間車の「3101」が分散式クーラー4機積んでいるのも特徴です。ちなみ3連で全車分散クーラーは投稿時現在3100Fのみです。
模型でポイントとなるのは窓がユニットサッシとかでしょうか・・

「3619」は3次鋼製車のグループになります。Bトレの前面をそのまま使う予定です。


アルミ車には5000系が近いということで、こちらを使う予定でしたが・・

預かった材料が先頭車が2つで中間車がないので切り継ぎが必要ですね。

「3619」はそのまま塗装変更ですましましょう。

とりあえず分解して

IPAへ 最後の方はテンポよく。
いろいろ思うところ、やりたいところがありますが、自分の腕に負担がかかりすぎないように進めます。

ちょこっと触る Bトレ山陽電車5000系

2017年03月21日 | 鉄道模型(その他の製作・加工改造)
阪神のBトレの部品調達が進まないで、こちらをしてほしいということで、ちょっと気分転換に
改造と言うのがおこがましい程、簡単な作業

とりあえず前面は外します。既にN化は済んでいます。

まずは前面。
カプラーをKATOのナックルカプラーに変装。ダミーカプラの方がリアルでいいのですが、作業の簡潔化と部品調達のしやすさを優先しました。
また前面種別を赤字の直通特急から直通B特急に貼り替えます。
ステッカーはGM阪神9000系で余った奴を使用しました。

ほんとの依頼内容は側面にもステッカーを貼ってほしいというもので、このため直通B特急にしました。
山陽阪神車両の直通B特急はデザインが同じなのです。

写真が暗いのですが、よく見ると中間車にシンボルマークが貼られています。
おまえは阪急か・・というわけで

剥がしておしまい。

モデルは5020Fで台車が5018Fと似たタイプの物なんですが、こちらは物を交換するのか、それとも塗装で済ますのか、依頼主次第なので今は触りません。

マイクロエース京阪800系をいじる2

2017年02月14日 | 鉄道模型(その他の製作・加工改造)

再度バラします。

床下もプラ質感が出ていますので、塗装を行います。
先頭車は完全分解が好ましいのですが、破損する可能性があったので、スカートと電飾部分をマスキングして塗装します。

画像が暗いですが、台車は連結器を変装してから塗装します。
まわりとの色の違いが出る可能性もあるので・・
床下はGNねずみ1号で塗装。

車内も塗装します。椅子の整形色がぬられているためです。こちらはGMクリーム
椅子は椅子。床は床の塗装にわけてあげます。こちらも電飾部分はマスキングしました。

動力は椅子の表現がないのですが、一両だけ違っては目立ってしまいます。
通電部分に塗料が流れないようにマスキングゾルも用い塗装。

またまた写真が暗いですね。。
無事に塗装が出来たら椅子・椅子の枕部分・仕切りをそれぞれ塗装。
年代によって塗装が異なりますが、基本的には新シンボルマークということで、現在の姿で塗装しています。

先頭部分は運転台のモールドがありますが、支援モニターの部分がありません。
プラシートで延長しました。さらにグレー一色では見た目的にも面白くないので、実車では通路であったりする高さ的には見えないところは黒で塗装。
こうすることで綺麗に隠すことが出来たと(思っています)

白の車体にドアの墨入れは効果的だと思いガンダムマーカーで塗装。

最近では車側灯がLEDにより無塗装になっていますが、2014年撮ったときは赤いカバーが付いています。
このため模型にでもクリアレッドで指しています。

以上の工程を持ち完成。

前面にも色差しを行いました。
運転台近くも黒ではっきりしました。

久しぶりに更新しましたが、この調子でキットの方も・・

マイクロエース京阪800系をいじる1

2017年01月31日 | 鉄道模型(その他の製作・加工改造)

マイクロエースから発売されてだいぶたちましたが、今回は京阪800系を触ります。
登山に併用軌道、地下鉄を走行できることで、通勤型などの車両では日本一お金がかかっているかもしれませんね。

こちらが先頭

中間 パンタはシングルアーム。地下線にも対応できるものです。

写真が暗くなってしまいましたが、前はこんな感じ。
やはり一般の在来線などに比べると一間廻り小さいですね。

手始めに行き先のステッカーを貼ります。
今回使用したのは付属のステッカーではまく「Kモデル工業」の物。
イベントか何かで購入していました。黒と赤がよく分かります。
付属の物より明暗がしっかりしています。

先頭車にも貼り付けを行います。
下回りを外し、車内から指で軽く外に押すと、前面のガラスが外れます。

貼ったら、もとに戻しておきます。
簡単に外れるので、位置調整しながら・・

次は車内もいじってみます。

KATO223系の帯を消してみる

2017年01月18日 | 鉄道模型(その他の製作・加工改造)
去年の3月に223系1000番台の帯をタミヤ緑キャップを用い消してみましたが、今度はこれを使って見ます。

用意するのは、こちら
Mr.ペイントリムーバー
完成品の塗装を消したり、過去には自作した模型の汚れ消しなどにも使いました。

早速、綿棒で軽くゴシゴシ
結構すんなり落ちてくれました。

ラウンドハウスの223系は窓付近のグレーのみしか落ちなかったです。
塗装の強さによって、落ち方に違いがあるそうです。

比較すると、こんな感じ
本線の223系は車番が落ちますが、関空は落ちないです。

応用次第で簡単に模型をいじれますかね。
もちろん自己責任でお願いします。

IPAの塗装剥離実験 マイクロエース

2016年11月29日 | 鉄道模型(その他の製作・加工改造)

今回は結果から
マイクロエースのU@tech「サヤ213」をIPAに漬けてみました。
無事に剥がれたのは言うまでもなく写真でわかるかなと思います。

冬に入り気温が下がりました。IPAはアルコールの性質なのか温度を上げてやると剥離作用が増えるデータがありますね。
実際、なかなか剥がれない車体は温めてやると、うまく行ったりします。
当たり前ですが火気厳禁ですので、レンジでチンや直に火をかけるなどは絶対しないようにしましょう
私は温めた水にケースを付けて行いました。

さてマイクロエースの車体は半日もたたないうちに塗膜がふやけ、歯ブラシでしつこくこすらずともベロベロに剥がれました。
サハ213に置き換えたらアレが作れるなと思いますが、あくまで実験。少し後に触ります。

恒例になりましたが、自己責任というのは当たり前でお願いします。

KATO223系6000番台を少しいじってみる

2016年10月23日 | 鉄道模型(その他の製作・加工改造)

KATOの223系を少しいじってみます。

造形は2000番台の物で性能固定の証、オレンジの帯が入ったものですね。
221系の運用に223系が入っても相違ないような運用が出来るようしている223系です。決して221系と併結ためのだけではないですね。221系と繋ぐだけなら別に性能固定しなくてもいいわけです。(過去には221系と併結して新快速などの運用もありました)
と、少し実車に触れてみましたが、今回触ったところは、6000番台だからいじったというわけではなく、ただいじれば目立つだろうなと思って触りました。

223系のような連窓で比較的大きい窓の車両は車内が非常に目立ちます。
ここでシートがせっかくモールドされているので色差しをしてあげます。
たまたま家にあった水性ホビーカラー「マホガニー」でシートを再現。

更にマスキングテープを切り、枕カバーを再現しました。タミヤの物を使用しましたが、色調が多少黄色いですが、そのままでも行けそうだったので優先席以外はそのまま使用しています。
優先席は緑の枕カバーになりますので京阪グリーンで色差し。

当初、色調を合そうと考え枕カバーを別で塗装しましたが、マスキングが乾いたあとボロボロになり剥がれるといった事態が発生しました。

写真は貼り付け途中の物ですが、いくつか剥がれていますね。これは接着剤で補修。
全て塗装すると後々面倒だと思い優先席のみ塗装としました。

優先座席のステッカーは付属の物を使用。ドアはゴムのみガンダムマーカーで色差し。

前面はカメラをプラ棒から加工。黒い運転台に白いカメラは非常に目立つものとなりました。
また乗務員仕切りと車掌台を塗り分け、正しい塗り分けか怪しいですが・・
前面と側面にはジオトリマックス製の行き先表示を使用しています。

模型は勢いが大事でついつい上手く事が進むと一気に進みます。
ちなみにこの223系は2月にいじったきり、ずっとほったらかしにしていました。
またパーツがそろい次第、手を付けたいですが、キリのいいところで一旦止めたいと思います。

完成品いじるのも楽しいですね。

IPAの塗装剥離実験 Bトレ

2016年10月11日 | 鉄道模型(その他の製作・加工改造)
IPAの実験も3回目となりましたが、今回はBトレインショーティーことBトレの剥離実験。
Bトレを買い始めたときの値段より、およそ2倍ぐらいの値段になり財布が追いてかなくなったので、私は買うことを撤退しましたが、やはり流用してNゲージに組み込むのは是非やりたいところです。

で、今回用意したのが、こちら渡り板の折れた阪急800系の前面です。
なぜ前面なのかというとガラスが貼られているので、この一枚で実験結果が出るということからです。

既に使用を始めてから半年以上もたっているので、ドロドロ容器・・
IPAは使っていくごとに剥離しやすくなるというデータもありますが、限度があるので交換もしてやらないと!

漬けて1週間で引き上げ歯ブラシでこすり、細かなところはティッシュで拭きました。
更に、この容器の剥離片のせいで、へばりついたゴミを除くためコンパウンドを付けた綿棒で擦りました。
いかがですが、行けそうですかね?

Bトレ前面の特徴でもある。前面は透明なパーツで仕上げていることが、よく分かりますね。
今回は先に申した通り1週間漬けましたが、溶けたりヒビが入ったり、ガラスが曇るようなことはありませんでした。しかし、しつこいようですが、剥離は自己責任でお願いします。

IPAの塗装剥離実験GMエコノミーキット

2016年09月26日 | 鉄道模型(その他の製作・加工改造)
見にくいので統一!

なにかと便利らしいIPA。コーナンに行ってきて、これを購入。
商品名「ガストリートメント」 
名称「自動車用燃料の添加剤」
用途「自動車用燃料燃焼促進剤」
成文「IPA 非イオン系界面活性剤」

車を所有してない私にとっては縁のないアイテムでしょうが、IPAが含まれているので実験してみます。
なお成分のところには実際、イソプロピルアルコールのみで賞味量の%が書いていませんでしたので、店員に聞いたところ、およそ90%だそうです。
IPAはよくガソリン車用の水抜き剤で成分は限りなく100に近いものを使うことと、よく耳に聞きますが、この商品、水抜き剤ではなく且つガソリンと軽油車両用ですので、結果論では剥離に成功していますがこの記事を読んで試して万が一失敗しても自己責任でお願いします。
今回のIPAに限った話ではないので、ブログの記事については、もう一度言いますが全て自己責任で!


今回、実験体になるのはGMエコノミーキットの近鉄8810系中間車。余談ですが完成車両で紹介した車両とはまた別件で作った車両です。
吹き付けは全て缶で、サフ・白・赤の順に塗っています。
サフが古かったのか、いくら赤を吹きなおしても退色したような色になってしまっているので、今回の実験体となりました。

IPAは直に触れると、あまりよろしくないらしいのでゴム用の手袋を装着の上、作業します。液体ですのでタッパーに入れるときは液漏れが起こらないように、あらかじめ破損等がないことも確認しておきましょう。できれば防護眼鏡があれば万が一、液体がはねても安心ですね。

もちろん換気はこまめに・・液体は直射日光はダメらしいです。噂はできる限り信じて、あとは自分で作業します。

タッパーはアマゾンの5個で500円の100均ぐらいのNゲージの車体がぎりぎり入るものを使用しています。
タッパーは消耗品になるので、何か破損・液漏れがわかったら取り換えるのも大事ですね。

漬けて、およそ3時間・・少し塗膜がふやけた感じになりました。


歯ブラシを使って、ゴシゴシ。
赤のマルーンは割と簡単に取れますが白とサフが取れません。

さらに漬け込みます。3日ぐらいたっています。
GMエコノミーキットの下地の色は歯ブラシでこすらないと見えません。
なんかサフが邪魔している感じがします。

サフは明るいグレー系で少しずづは剥がれています。少し様子を見ましたが、どうやらサフが邪魔しているのか、これ以上の剥離が期待できず、実際漬けても変わりませんでした。

これでは無駄なので阪神キットもドボン!。

漬け込んで30分ほど、タッパー揺らすだけで剥離してきました。
念のため1日あけてみます。

歯ブラシでこすりましたが、もともと剥離していたので、側面はすっかりベロベロに剥がれます。
しかし前面など複雑な形状な部分は少し頑固に残っています。とりあえず全体的にこすりましたが、一部残りました・・

というわけで、もう少し漬け込んだのちティッシュで擦りましたら、まぁ剥がれる。
どうやら細かいところに手が届いてなかっただけのようです。

阪神のキットは組み方は粗くて塗膜もボロボロ落ちましたが、キッチリ組んだり、メーカーの塗装済製品、昔に組んだキットは剥がれにくい場合がありますので、様子を見ながらお願いします。
ずっと漬けるのは避けた方がよさそうですね。
なんにせよGMエコノミーキットは何らかの不具合はなかったです。特にあるいうと接着剤が溶けたのか、車体からパーツが飛んだぐらいでしょうか。
これは部品自体溶けたわけではないので、再び接着すればいいはなしです。

近鉄のキットは塗装が残ってしまいましたが、大方剥離してからシンナーで普通に剥がすのも手かなと思います。
一般的な模型の薄め液を使うとモールドが消えたり変形したりする恐れのあるので、私はガイアノーツT-11ペイントリムーバーを使用し完全に剥離しました。
これなら塗装を落とすのに多少時間はかかりますが、安全に落とせます。
ただし手早く長い漬けおきは厳禁ですね。

話ずれましたがIPAのエコノミーキット剥離実験は、実験成功ということで終わります。
最後にも実際使用するときは、自己責任でお願いします。


完成完成っと

2016年08月26日 | 鉄道模型(その他の製作・加工改造)

出来ました~

追加工で乗務員の梯子を付けています。
阪神の床下が灰色と黒色と別れているのが、たまらず装着。
見慣れた電車は、やはり発見することも多いですね。

今回、一番頑張った車内の再現。
客室側の床板をプラ板から切り出し椅子はL字型のプラ棒を使用しています。
いざ室内灯を付けると配線の関係でショートしたり電気が付かなかったり大変でした。
写真では分かりにくいのが残念ですが、結構綺麗にできたのでホントによかったです。

マイクロの9000系と比較される屋根。
実は屋上表記はステッカーに付属しています。屋根に表記が含まれるだけ表情が変わりますね。

いやー2ヶ月は長かったなと1年以上のほったらかしにしている物があるときに何を言っていると突っ込まれそうですが、とりあえず納得いくまで製作できてよかったです。
さて京急はいつやら・・