15日、フランスの厚生大臣の発表、
「新型コロナウイルス感染者が、イブプロフェンやコルチゾンなどの抗炎症薬を服用することは、
感染を悪化させる要因になる可能性があります。
発熱がある場合は、パラセタモール(別名:アセトアミノフェン)を服用してください」
・・・というツイートが廻ってきました。
イブプロフェンというのは市販の風邪薬によく使われている成分なのです。
下記のサイトにイブプロフェンを含む市販薬の一覧がありますので、
詳しく知りたい方は読んでみて下さい。
フランスで複数の医者が、発熱のためにイブプロフェンを服用した後、
併存疾患がないにもかかわらず、重篤な状態に陥ったコロナウイルスの若い患者の例を挙げているという。
コロナウイルスにかかったら飲んではいけない薬:フランスの厚生大臣が発表
(3月15日9時30分、今井佐緒里)
もう十年くらい前の話になりますが、娘が「マイコプラズマ肺炎」になった時、
最初にかかったクリニックで「風邪」と診断されて、効かない薬を2週間も飲み続けた結果、
重症化して40度以上の熱を出したのです。
やはり肺炎は怖い・・・
親として、あれほど娘の命の危険を感じたことはなかったです。
ああ、これは「風邪薬」を服用したことによって免疫力の低下を引き起こしたのだ、と。
今更ながらようやく納得できました。
コンコンという(痰のからまない)ぜん息のような乾いた咳と、37.5度くらいの熱が続けば、
普通「風邪」だと思って「風邪薬」を飲みますよね?
今回の新型コロナウイルスでも、同様のことが起こり得るのです。
かかりつけの医者に行っても、軽症の場合、
「風邪」と誤診されて返されてしまうこともあるかと思います。
(今は新型コロナウイルスが流行っているので、注意して診てくれるとは思いますが)
数日経っても様子が改善しないなら、セカンドオピニオンを取るのもアリだと思うのです。
新型コロナウイルスは普通の「風邪」と違って、軽症でも肺に炎症が起きやすい、と。
まだ流行り始めの頃に、感染者を診察した函館の開業医の方がおっしゃっていました。
経験豊富なお医者さんならば、呼吸音を聞いただけで分かると思いますし、
レントゲンを撮ればすぐに肺炎かどうか分かります。
軽症なら自宅待機を勧められていますが、
やはり自己判断でうかつに風邪薬(解熱鎮痛剤)を飲まない方が良いでしょうね・・・
こういう有益な情報を日本でもしっかり流して欲しいところです。