ASさんは「分家」のお家です。
事情があって母親のお世話をしていました。
ASさんは父親を幼いとき亡くしています。
年長の兄や姉それに母親から実父の事は聞いていましたが、
父親の顔も姿も写真でしか見たことがありません。
動く姿は記憶にないのです。
本家のお墓が老朽したので
移転する事になりました。
私も立ち会って旧墓地より土葬・火葬を
含めた遺骨を掘りあげる事になりました。
ご先祖の遺骨と共に父親の骨壺も
土の中から出てきました。
ASさんは父親の骨壺が表れると最初に骨壺を抱きかかえ、
いきなり大きな声で泣き出しました。
それまで想像でしかなかった父親が
骨壺を抱えた瞬間に「いた」と感じたのだと
思いました。
父親とは早くに別れましたが、
母親は昨年103才の長寿でお亡くなりに
なりました。
ASさんにとって母親の長寿は
嬉しかったに違い在りません。
今は、60年ぶりに両親揃って
本家のお墓に眠っています。
事情があって母親のお世話をしていました。
ASさんは父親を幼いとき亡くしています。
年長の兄や姉それに母親から実父の事は聞いていましたが、
父親の顔も姿も写真でしか見たことがありません。
動く姿は記憶にないのです。
本家のお墓が老朽したので
移転する事になりました。
私も立ち会って旧墓地より土葬・火葬を
含めた遺骨を掘りあげる事になりました。
ご先祖の遺骨と共に父親の骨壺も
土の中から出てきました。
ASさんは父親の骨壺が表れると最初に骨壺を抱きかかえ、
いきなり大きな声で泣き出しました。
それまで想像でしかなかった父親が
骨壺を抱えた瞬間に「いた」と感じたのだと
思いました。
父親とは早くに別れましたが、
母親は昨年103才の長寿でお亡くなりに
なりました。
ASさんにとって母親の長寿は
嬉しかったに違い在りません。
今は、60年ぶりに両親揃って
本家のお墓に眠っています。