manakoの今日もぐるぐる

四十路女〈manako〉。まだまだ人生に迷いながら、日々ぐるぐる回って生きています。そんな管理人の日常を綴る日記です。

創作ノート《十二単イメージリボンバレッタ【源氏シリーズ第一弾】》

2020-09-21 18:31:08 | ハンドメイド活動
完成しました~。
ハンドメイド作品の新作、十二単イメージリボンバレッタです。
今後、シリーズ展開していく予定ですが、その第一弾として4種を発表致します。
かさねの色目などを参考にいくらでもシリーズ化出来そうですが、その中でも特に、作品名に【源氏】と付けているものは、日本古典文学『源氏物語』に登場する女君をイメージした作品となります。


【源氏・紫】
紫の上をイメージしました。
「玉鬘」で描かれるお正月用の衣装配りの場面に出てくる、紫の上のお衣装の模様や色を参考に配色しました。
「紅梅のいと紋浮きたるゑび染の御小袿、今様色のいとすぐれたるとはかの御料」とあるので、模様は梅に。
配色は、重ねの色目「今様色(表:紅梅裏:濃紅梅)」の組み合わせを参考に。
ばっちりその通りの色で…というわけにはやはりいかないので、何となく近いイメージで作っています。



【源氏・明石】
明石の上をイメージしました。
明石育ちということで、海をイメージした波の模様の畳縁を。
配色は、完全に自分の中にある彼女のイメージを表現したものです。
彼女は高雅な印象で、白とか紫が似合う人。
畳縁が青系統なので、白の綸子を重ねました。


【源氏・藤宮】
藤壺をイメージしました。
配色は、重ねの色目「藤(表:薄色 裏:萌黄)」の組み合わせを参考に。
畳縁、黒に見えるかもしれませんが、よく見ると濃い紫みたいな色なのです。
柄は桜。
秋に亡くなる登場人物が多い『源氏物語』の中で、藤壺は春に亡くなった特別な人。
光源氏も庭の桜を見て、その悲しみを深めていたりします。
そんなところからのイメージ。


【源氏・葵】
葵の上をイメージしました。
配色は、重ねの色目「葵(表:薄青 裏:淡紫)」の組み合わせを参考に。
この第一弾の作品の中に、「葵の上」イメージを組み込んだのが、正直、自分でも意外なのです。
たくさん登場する女君の中で、そこまで印象は強くないかな…。
ただ、作品化する時は、その印象の強さ云々よりも、表現出来るかどうかが優先されますね(^^;
揃えた材料の中で、彼女の色目が表現しやすかったということです。
なので、上の3作品ほどは思い入れが深くなかったり…(ごめんよ~、葵の上)。

価格は、それぞれ950円です。
+50円でシニョンネットを付けることも可能です。
販売開始は、9/22午前0時を予定しております。(つまり、今夜。)


連休が飛んだ前回の休みでは出来上がらず、仕事の前後の家時間でチマチマ作業して、今朝には完成。
今日は、十二単イメージのイヤーカフに取り掛かるぞ~と思っていたのですが、ダラダラしてしまい、バレッタの販売ページ準備で終わってしまいました。
でも、バレッタの販売開始にこぎ着けられそうで良かった…

十二単イメージリボンバレッタは、今後も種類を増やしていく予定です。
『源氏物語』の女君イメージだと、「玉鬘」「花散里」「明石の姫君」「朝顔」などが作れそうかな。
女君のそれぞれのイメージは自分の中にちゃんとあったりするのですが、なにぶん既製品の材料を使うので、それに合うものがあるかどうかに左右されたりもするのですよねぇ…。

ちなみに、自分が『源氏物語』で好きな女君は宇治十帖に登場する、宇治の大君です。
光源氏世代だと、朝顔の君も好きかな~。
男主人公に惹かれる気持ちを持ちながらも、恋に生きない、頑なな自分の生き方を持っている部分に共感します。


十二単イメージリボンバレッタ、どうぞよろしくお願い致します。


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